最近の新潟戦ではあまり良い思い出がありません。
特に、今季アウェイでの戦いでは3-1と大敗を喫したり、この2年間のホームでの試合ではいずれも勝ちきれなかったりして、F・マリノスにとっては苦しい戦いが続いています。
しかし、もし次の試合に敗れでもしたら、降格さえちらつく後がない状況。
それは、新潟にとっても同じであり、まさに崖っぷち対決と言えるかもしれません。
ここでは、2024年10月18日(金)に日産スタジアムで行われるJ1第34節「横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟戦」プレビューを記します。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績(H&A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024.05.15 | 新潟vs横浜 | 3-1 | ● | 渡辺 |
2023.11.24 | 横浜vs新潟 | 0-0 | △ | |
2023.05.14 | 新潟vs横浜 | 2-1 | ● | 藤田 |
2017.08.05 | 新潟vs横浜 | 0-2 | ○ | マルティノス、天野 |
2017.03.18 | 横浜vs新潟 | 1-1 | △ | マルティノス |
直近5試合の直接対決では、F・マリノスは1勝2分2敗で新潟に負け越しています。
ACL決勝第1戦の後に行われた今季アウェイの戦いでは、キューウェル監督の元で主にインサイドハーフを務めた渡辺選手が前半に先制。
しかしながら、後半になると自分たちのミスなどがあって立て続けにゴールを許し、3-1で敗戦してしまいます。
この試合はACL決勝のはざまでの戦いだっただけに、モチベーションのあり方がとても難しい一戦でした。
直近5試合ホーム対戦成績(H)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.11.24 | 横浜vs新潟 | 0-0 | △ | |
2017.03.18 | 横浜vs新潟 | 1-1 | △ | マルティノス |
2016.09.17 | 横浜vs新潟 | 3-1 | ◯ | 兵藤、中町、前田直 |
2015.05.10 | 横浜vs新潟 | 1-0 | ◯ | 三門 |
2014.11.29 | 横浜vs新潟 | 1-0 | ○ | 伊藤 |
ホームでの戦いにフォーカスすると、F・マリノスは3勝2分で新潟に勝ち越しています。
しかし、直近2試合はいずれも引き分けていて、お互い攻撃を主体とするクラブにもかかわらず得点が挙げられていません。
最近の新潟の戦いぶりは?
10勝9分14敗・勝点39で14位に位置する新潟。
リーグ随一のボール保持率を誇り、1試合平均パス数でもトップを維持し、自らが主体となって試合を動かすサッカースタイルが魅力です。
しかしながら、直近5試合は1勝4敗とあまり勝利に恵まれず、アウェイ名古屋戦以降は4連敗中と苦しんでいます。
中でも、得点数「6」に対して、失点数は「12」と多く、攻守のバランスを欠いている印象です。
一方、ルヴァンカップ準決勝では、トータルスコア6-1で川崎を圧倒してファイナル進出が決定。
合わせて、第32節で川崎に1-5と屈辱の敗戦を喫した試合を、10倍返ししてリベンジを果たすこととなりました。
新潟にとって次のF・マリノス戦は、連敗ストップを目指すとともに、ルヴァンカップ決勝を見据えた大事な試合となるに違いありません。
尚且つ、直近ではF・マリノスに対してやや優勢となっているため、F・マリノス対策万全で戦いを挑んでくるでしょう。
ちなみに、チーム内得点ランキングは、谷口選手が10ゴールでトップ。
次いで、長倉選手5ゴール、藤原選手・小野選手4ゴールとなっています。

F・マリノスの戦い方は?
新潟と同じくリーグ戦4連敗中と結果が出ていないF・マリノス。
ルヴァンカップ準決勝では名古屋の固い守備を崩しきれず、残念ながら決勝進出を果たすことができませんでした。
それでも、アウェイ名古屋での第2戦では、持ち前の攻撃力を発揮して名古屋をあと一歩まで追い詰められたのは、今後の戦いにプラスへと働くのではないでしょうか。
特に、直近の両者の対戦では新潟に流れが傾いていて、さらには、新潟はルヴァンカップ決勝戦進出の勢いもあるので、対するF・マリノスとしては、自分らしさを存分に発揮して新潟を迎え撃ちたいところです。
気になるのはF・マリノスのスタメン。
ヨコハマエクスプレスの記事によると、オフ明けの全体練習では、怪我で不在の喜田選手、渡邊選手、西村選手が不在とのこと。
そして、トップ下にはエウベル選手が入ったということで、キューウェル監督時のオプションが再び蘇るかもしれません。
しかし、その時の試合では、エウベル選手の持ち味があまり出ていない印象でしたが、果たした次はどうなるでしょう。
一方、新潟は、川崎戦の時のようにコンパクトな陣形から、素早く奪ってゴールに迫り来ることが予想されます。
対するF・マリノスとしては相手の圧に負けることなく、保持率を高めて素早いパス回しで相手を翻弄したいところ。
10月14日に行われたシンガポール代表との試合では、山根選手が2ゴールするなど7-1で勝利してチームは勢いづいています。
いずれにしても、もし新潟に敗れたとしたらJ2降格の可能性さえ否めないF・マリノス。
次の新潟戦ではリーグ戦4連敗に終止符を打って、その勢いのまま中国へと乗り込んでいきたいですね。

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