長い長い連戦が一区切りし、いよいよリーグ戦は最終盤へと突入します。
我がF・マリノスは過密日程の影響もあってか、リーグ戦で大きく順位を落としたり、2つのカップ戦制覇を逃すなど苦しい戦いを強いられています。
激闘は57日間に渡った
まずは、9月4日から10月30日の長すぎる連戦お疲れ様です。
選手や関係者はもちろん、サポーターの方々にとっても大変な時期でしたね。
激闘は57日間にもおよび、この期間だけでF・マリノスは15試合を戦い抜きました。
単純に割り算すると約4日に1試合をこなした計算になり、さらに試合と試合の間には海外を含む移動があるので、いかに練習や休息に割ける時間が限られるのがわかります。
57日間の結果
通算成績は4勝3分8敗と大きく負け越してしまいました。
内訳は
- リーグ戦 2分4敗
- ルヴァン 2勝2敗
- 天皇杯 1勝1敗
- ACL 1勝1分1敗
・リーグ戦は、連戦前の8月24日に行われたC大阪戦を最後に勝利がありません。
・ルヴァンカップと天皇杯は、いずれも準決勝まで進むも敗退してしまいました。
・ACLは、ノックアウトステージ選出の条件である7位につけています。
中でも、リーグ戦については、監督交代後に息を吹き返していて、連戦前には12勝5分11敗と勝ち越していたため、あわよくば優勝戦線に食い込めるのではと期待しました。
結果には現れないメリット
試合結果については、お世辞にも良いとは言えません。
しかしながら、過酷な日々を過ごした選手たちは、心身ともにボロボロになりながらもより逞しくなれたと確信します。(前向きに捉えないと選手たちが報われない)
中でも、普段あまり試合には絡めず、控えやベンチ外に甘んじることが多かった選手にとっては良い機会となりました。
特に、喜田選手と渡辺選手に先発を譲りがちな山根選手は、リーグ戦25試合、ルヴァンカップ3試合、天皇杯5試合、ACLE3試合に出場し、ルヴァンカップでは栄誉ある「ニューヒーロー賞」を獲得できたのですから。
試合中に見せる彼の表情は、以前とは比べ物にならないほど目つきが鋭く、成長ぶりを実感させられます。
今後について
先日、野々村チェアマンは会見にて「入場者数大幅増」を高らかに語っていたようですね。
確かに、興行面を見る限りでは大きく躍進したと言えるでしょう。
もちろん、Jリーグ躍進はサポーターにとっても大歓迎ですよ。
一方で、過密日程を強いられたクラブの選手たちの疲労はピークに達し、そうでないクラブの選手たちとの疲労度の差が大きく広がっていたのは、F・マリノスの試合を見る限り明らかです。
出場メンバーが一部の選手に偏り過ぎたという、ハッチンソン監督の起用法にも問題があるかもしれません。
しかし、中2〜3日のクラブと中1週間以上あるクラブが同じピッチに立ち、それも1度きりではなく何度もそう状況を強いられるのは、あまりにも不公平過ぎませんか。
そんな過酷な状況下でも、選手たちは言い訳などすることなく、次から次へとやってくる試合を必死で戦っていました。
試合数が多いのは強いクラブの証ではありますが、それにしても多過ぎやしませんか、チェアマンさん。
興行面でのメリットばかり強調するのではなく、現場で汗水流して戦う選手たちへもっと気を配っていただきたいものです。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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