復活の狼煙(のろし)が上がった!〜【J1第23節】横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ観戦記

F・MARINOS

難しいと思われた鹿島戦を、なんと4-1の大差で勝利したF・マリノス。このまま勢いに乗って連勝街道まっしぐらと行きたいですね。

しかし、その一方でキューウェル監督解任の報道が…。

まだ正式ではありませんが、ヨコハマエクスプレスで報道されたことでかなり濃厚と言わざるを得ません。

ここでは、2024年7月14日(日)に日産スタジアムで行われたJ1第23節「横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ戦」観戦記を記します。

F・マリノスのスタメン

GKは飯倉選手が2試合連続の先発。

38歳という比較的高い年齢にもかかわらず、F・マリノスのゴールマウスに立ちはだかるがスゴイ。

さすが、元祖アタッキングフットボールの申し子だけあります。

今季アウェイの鹿島戦でも先発を務めましたが、その時にくらった逆転負けの借りを返したいと意気込んでいるに違いありません。

そして、特にこの試合には出場して勝利したかったであろう永戸選手の想いを汲んで、左SBには加藤聖選手が起用されました。

さらに、インサイドハーフの一角には好調を維持する天野選手。

前線にはF・マリノス自慢のブラジル人トリオが配置されました。

【前半】封じ込まれた中盤

前半の入りは決して悪くはありませんでした。

途中、喜田選手が際どいミドルシュートを放って枠を捉えるなど、F・マリノスの選手たちからは勝利への積極的な姿勢が感じられたのは間違いありません。

しかし、鹿島の鈴木選手、名古選手、知念選手らの連携により中盤を支配されると、ボールを受けた喜田選手が潰されたり、渡辺選手や天野選手へのパスコースを封じ込められたりしてビルドアップが機能しません

29分 鹿島Goal

すると、鹿島お得意のCKから最後は知念選手に押し込まれ、先制点を許すことに。

その後も押し込まれるシーンが幾度とあり「このままでは勝点3獲得は難しい」と思わざるを得ませんでした。

45+3分 天野選手Goal!

そんな嫌な雰囲気を打ち消すかのように、またも天野選手がやってくれましたね。

エドゥアルド選手が放つロペス選手へのアーリークロスを、早川選手が右手でクリア。

結果的にクリアは中途半端となってロペス選手にボールが触れると、ゴール前に走り込んできた天野選手の前にぽとりと落ち、そのまま冷静に流し込んでF・マリノスが同点に追いつきます。

ハッキリ言って、F・マリノスらしい崩しから奪えたゴールではなかったので、同点に追いついたものの心境は複雑でした。

しかし、この前半終了間際の同点ゴールによりF・マリノス選手たちが大いなる力を得るとともに、鹿島の選手たちに目に見えないダメージを与えることとなったのは間違いありません。

【後半】取り戻した躍動感

前半からの勢いを止めることなく、後半もF・マリノスの選手たちは躍動感をみなぎらせます。

すると、なんとF・マリノスにとってとても珍しいコーナーからのゴールが生まれます。

52分 エドゥアルド選手Goal!

天野選手の放つ正確なキックが、ニアにいたエドゥアルド選手の頭を捉えます。

そして、器用に頭を振って放ったヘディングシュートからのボールは、相手ゴール左隅に吸い込まれていきF・マリノスが2-1と逆転に成功。

あのエドゥアルで選手のシュートは直接枠を狙ったのでしょうか。それとも、フリックしてファーの選手に合わせようとしたのでしょうか。

まあ、結果的にゴールを奪えたのだから良しとしましょう。

今後もCKからのゴールをたくさん見せて欲しいものです。

55分 天野選手→西村選手、加藤聖選手→加藤蓮選手

「おいおい、そのタイミングでアマジュン交代かよ」と心の中で監督にツッコミを入れましたが、結果的にこの交代が功を奏します。

期待通り、フレッシュな西村選手はピッチを駆け回ってチームにさらなる躍動感をもたらしてくれました。

71分 エウベル選手Goal!

71分には、この西村選手のプレスがきっかけとなってボールを奪い、最後はヤン選手の折り返しをエウベル選手が最高の精度でシュートを放ち3-1と鹿島を引き離します。

その後は、攻撃のギアを上げる鹿島に攻撃されるシーンを何度も迎えるも、ディフェンス陣は存分に集中力を高めて相手の攻撃を防いでいました。

後方でゴールマウスを守る飯倉選手からも「同じ轍は踏まない」意気込みが存分に感じられました。

試合中にもかかわらず、エドゥアルド選手に自らの意見を主張する場面がそのことを物語っていたのではないでしょうか。

76分 ヤン選手→宮市選手

90+4分 ロペス選手→植中選手、喜田選手→山根選手

90+6分 植中選手Goal!

最後の仕上げは、松原選手のクロスを植中選手がワンタッチで流し込み4-1でダメを押します。

そして、試合終了のホイッスルが鳴り響いたと同時に、F・マリノスは連敗を4にてストップ。

結果ではもちろん、内容でもわずかながら強豪鹿島を上回り、次節町田戦に臨むこととなります。

キューウェル監督解任!?

鹿島に快勝したにもかかわらず、その翌日にはキューウェル監督の解任が濃厚となりました。

噂はあったものの、これから巻き返しをかける矢先だっただけに複雑の心境です。

F・マリノスが低迷した要因を全て彼に押し付けることはあまりにも酷です。

しかし、最終的に現場の責任を取るのが監督の宿命ですね。

F・マリノスの監督を引き受けてくれたこと、さらなる攻撃サッカーを目指す姿勢を示したことに感謝します。

ひとまずは、クラブからの正式発表を待ちましょう。

茂shigeru
茂shigeru

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