前節、強豪町田に引き分けたことで「降格圏脱出」を果たしたF・マリノス。J1残留を確かにするためには、さらに勝ち点を積み重ねることが欠かせない。前節に引き続き、次も上位に位置する神戸との対戦。難しい試合になるのは確実だが、今のF・マリノスなら勝利することは不可能ではない。
ノエビアスタジアムは相性抜群

直近5試合のノエビアスタジアムにおける対戦では、F・マリノスが4勝1分けで神戸を圧倒している。
同スタジアムで最後にリーグ戦で敗れたのが2011年であるから、13年間負け知らずなのは驚きだ。
さらに、2022年にはJリーグ制覇を果たした地であり、あの久保建英が2018年のF・マリノス在籍時、トップカテゴリーで初ゴールをマークしたのもこのスタジアムである。
そんな相性が良く、縁起良い場所なら、たとえ強豪相手であっても自信持って戦いに臨もうではないか。


戦力充実のF・マリノス

ヤン選手の離脱により、攻撃の要であったブラジル人トリオ全てがチームを離れた。
ところが、いわきFCから谷村選手、磐田からクルークス選手、仙台からオナイウ選手、海外からデイビッド選手とアラウージョ選手が加入。
そして、角田選手が復帰したことで攻守の戦力が充実した。
すでに、オナイウ選手とアラウージョ選手を除く全てが、結果を出しているのだから申し分ない。
おそらく、全てのクラブの中で、この夏の移籍が最も成功したと言っても過言ではないだろう。
直近5試合の成績を見ても3勝1分け1敗と好調を取り戻しつつある。
一方、最近リーグ5試合の神戸は2勝2分1敗と、やや勢いにかげりが見られる。
中でも、ホームでロスタイムに横浜FCに競り負けたことは、肉体的にも精神的にも大きな痛手であったに違いない。
たとえ強い相手であっても、粘り強く戦うことで勝利は引き寄せられることを横浜FCが教えてくれた。
クルークス選手に期待
個人的には、クルークス選手の速いクロスから、裏抜けした谷村選手が頭で決めるシーンを期待したい。
両者の持ち味が十分に発揮されれば、この形のゴールは十分実現可能だ。
そして、負けじと奮起した植中選手が、追加弾をぶち込めれば最高だ。
そろそろ、松村選手にもゴールが飛び出すだろうか。
守備陣ではキニョーネス選手の安定感が半端ない。
角田選手が怪我から復帰できてコンビを組めれば、完封勝利も夢ではないだろう。
だが、試合は何が起こる分からない、油断は禁物だ。
神戸が水曜日に天皇杯を戦うため、日程的にもF・マリノスが有利。
全ての優位さを味方につけ、是非とも勝利して「勝ち点3」を横浜に持ち帰ろう。

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