言いたくはないが、一刻も早く指揮官をなんとかしてくれ。
ここでは、2025年4月16日(水)に日産スタジアムで行われたJ1第12節「横浜F・マリノスvs清水エスパルス」観戦記を記します。
目次
【前半】職務放棄?
試合中、何気なくベンチに目をやる。
すると、これまでは多くの時間帯でテクニカルエリアに立ち続けてきた監督がベンチに腰掛けていた。
時折、立ち上がって指示らしき仕草をするが、すぐさまベンチへと引き下がる。
さらに、ヘッドコーチが幾度か指示を与えるなど、いつもとは異なるシーンが繰り広げられ、ベンチ周辺にはただならぬ雰囲気が漂っていた。
監督は、選手やコーチのやりたいようにやらせたかったのか、それとも、あまりにも勝利できないことによる職務放棄だったのか。
果たして、その事が良い効果をもたらしたかどうかは不明だが、前半は攻守にわたり終始清水を圧倒することに。
特に、ハイプレスが功を奏し何度もボールを奪っては相手ゴールへと迫り、対する清水は受けに回り単調な攻撃に終始する。
29分 遠野選手Goal!(1-0)
そして、良い流れの中から、好調を維持する植中選手と遠野選手のコンビによりゴールが生まれ、さらにF・マリノスは勢いを加速させた。
できれば、前半のうちに追加点を挙げたかったが、主導権を握りながら、シュート数F・マリノス9本に対し清水2本は上々の内容と言えるだろう。
【後半】全てが覆る
後半最初から、いきなり清水は3名入れ替えを敢行。
さらに、3バックから4バックへとシステムを変更して反撃を試みる。
「動かざるは山の如し」のたとえには遠く及ばないが、ほぼメンバーを替えず戦う我が指揮官とは対照的な采配だ。
ところが、次に得点を挙げたのは、先に動いた清水ではなく、清水の仕掛けに必死に応戦したF・マリノスの方だった。
51分 植中選手Goal!(2-0)
前がかりになる清水に対し、井上選手が相手ゴールへ迫ると、井上選手にリフレクトしたボールを植え中選手がダイレクトで蹴り込み追加点を呼び込む。
これにて、得点差はもとより、F・マリノスの方が試合内容に優れていたため、多くのサポーターCは久々の勝利を確信したに違いない。
54分 清水Goal(2-1)
しかし、すぐさまゴール前で与えたフリーキックで失点を喫したのを境に、みるみる間に試合の流れは清水へと傾く。
71分 清水Goal(2-2)
清水の圧力はとてつもなく激しく、サイドには多くの人数をかけられ、後半からインした乾選手の的確なポジションチェンジに翻弄される。
そして、CKからオウンゴールにより同点にされて、さらに混乱状況へと陥れられることに。
もはや、主体性を失ったF・マリノスは、もはやピッチ上のメンバーだけでは立ち直る事ができない。
中でも、連続出場が続く永戸選手や山根選手らの疲労はピークに達している。
本来なら、すぐさま指揮官が判断を下し、フレッシュな選手を投入したり、システムを変更したりして修正を試みるべきであった。
ところが、交代は81分井上選手→エウベル選手、ヤン選手→天野選手の2名だけにとどまり、もはやお手上げ状態。
82分 清水Goal(2-3)
最後には、トドメとばかりに乾選手にネットに突き刺されて万事休す。
まるで、前半の成功体験が嘘であるかのように、全ての状況が覆されてしまった。
監督の無能さが明らかに
満を持してF・マリノスに招聘されたスティーブ ホランド監督。
当初はその素晴らしい肩書に大きに期待を寄せたが、近頃では無能さぶりを存分に露呈している。
そして、その無能さに対する我々の不満はこの清水戦でピークに達し、SNS上ではホーランド監督への不満が大爆発。
とはいえ、当初はその輝かしい肩書き故に、我がクラブを高みへと押し上げると大きに期待したのは間違いない。
確かに、当初は失点が減り、新たに攻撃を構築する段階へと移行しつつあった。
しかしながら、試合を重ねるも結果には結び付かず、挙げ句の果てには、試合後のコメント等ではまともな指揮官とは思えない、到底私たちが納得できない内容を口にする始末。
さらに、限られた選手を使い続けて疲労を蓄積させ、出場できない状況へ追い込んだり、実力ある選手をベンチやベンチ外へ追いやったり、意味不明な選手交代をしたりして、我々や選手たちに不信感を抱かせた。
判断できない、決断を下せないなど、指揮官の資質がない人が監督を務めるのだから、その下でプレーする選手たちのとっては悲劇としか言いようがない。
一般企業や政治の世界では、参謀としては優れていても、いざ組織の長になると途端に力を発揮できない方を見かける。
彼のその一人のタイプなのだろうか。
これまで、トップカテゴリーで監督経験がなかったのもそのためなのかもしれない。
頼む、愛するクラブが崩壊する前に、直ちに関係者は大鉈を下すことを願う。
やはり、先述したベンチでの仕草は、無能さゆへの職務放棄だったと認識せざるを得ない。
涙する選手たちに勝利を
選手の涙は苦しさの表現だ。
試合に勝利できない悔しさ、サポーターへ勝利を届けられない無念さ、そして、監督に対する「いかんし難い不信感」、それらが入り混じり苦しさとなって涙が滲んだに違いない。
我々が見たいのは選手の悲しい顔ではない。
お互いに勝利を分かち合う際に溢れる「晴れやかな表情や仕草」だ。
そのためにも、一刻も早く選手たちに勝利をプレゼントしたい。
ならば「頼む、愛するクラブが崩壊する前に、直ちに関係者は大鉈を下してくれ」。
やはり、先述したベンチでの監督の仕草は、無能さゆへの職務放棄だったと認識せざるを得ない。

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