聖地ニッパツ三ツ沢球技場にサンフレッチェ広島を迎えるJ1リーグ第3節。開幕から2節を経過しまだ勝星がないとはいえ、優勝候補の一角にあげられる相手との対戦とあり決して油断できません。ここでは、2023年3月3日（金）に開催される「横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島戦」の展望を記します。
目次
F・マリノスの好調振りが目立つ
横浜F・マリノスは主力選手が移籍したにもかかわらず、昨シーズンより攻守共にパワーアップした試合内容を展開して開幕2連勝に成功。
一方、サンフレッチェ広島は攻守のバランスを欠き、多くのシュートを放つも得点には結び付けられず開幕以来未勝利となっています。
攻守共に好調な横浜F・マリノス
開幕戦でアウェイ・川崎フロンターレ戦との大一番を1-2で制し、続くホーム・浦和レッズ戦を2-0のクリーンシート。
リーグ戦開幕前におこなわれたFUJIFILM SUPER CUP 2023でヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利したことで、公式戦3連勝をマーク。リーグ連覇に向けて最高のスタートを切ることができました。
さらに、この3試合の中で、エウベル選手2ゴール、西村選手2ゴール、アンデルソン ロペス選手1ゴール、ヤン マテウス選手1ゴールと、取るべき選手が順調にゴールをゲット。
一方、守備については、喜田選手や渡辺選手がいる磐石の中盤に加え、畠中選手の完全復活や角田選手の好調振り、永戸選手の攻守の活躍、上島選手のデビューなど、多くのプラス要素に恵まれています。
攻守のバランスを欠くサンフレチェ広島
ホーム開幕・北海道コンサドーレ札幌戦では、シュート13本（コンサドーレ5本）を放ちながらも0-0のスコアレスドロー（後日誤審が認められたが…）。
続くホーム・アルビレックス新潟戦では、前半はアルビレックスペースで進み、先に相手に2点を献上。
後半には本来のペースを取り戻して15本（トータル22本）のシュートを放つも決定力に欠き、79分に挙げた塩谷選手のゴラッソの1点にとどまり1-2で敗戦。
攻守のバランスを欠いていることで、開幕ホーム2連戦は1分1敗と未だ勝星がありません。
これまでの直接対戦成績は？
直近5試合の直接対決については、特にホームにおける横浜F・マリノスの戦いぶりの良さが際立っています。
直近5試合戦績（2勝1分2敗）
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
| 2022年7月6日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-0 | ◯ |
| 2022年4月6日 | サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノス | 2-0 | ● |
| 2021年9月11日 | サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノス | 1-3 | ◯ |
| 2021年3月7日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-3 | △ |
| 2020年10月28日 | サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノス | 3-1 | ● |
直近5試合の直接対決は、2勝1分2敗でそれぞれ譲ることなくイーブン。
ただし、F・マリノスの2敗はいずれもアウェイ戦で、ホームでは2勝1分で負けがありません。
さらに、その3試合とも3点ずつ取るなど多くの得点も挙げています。
しかし、引き分けや負け試合での失点数の多さが気になるところ。
昨シーズンのルヴァンカップでも、2戦トータルで5失点を喫しプライムステージ敗退するなど、F・マリノスらしさが感じられない内容となりました。
直近5試合ホーム戦績（3勝1分1敗）
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
| 2022年7月6日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-0 | ◯ |
| 2021年3月7日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-3 | △ |
| 2020年8月23日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-1 | ◯ |
| 2019年9月14日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 3-0 | ◯ |
| 2018年8月1日 | 横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 | 1-4 | ● |
ホームの直接対決にフォーカスすると、F・マリノスが3勝1分1敗で大きく勝ち越しています。
しかも、勝ち試合や引き分け試合ではいずれも3点ずつゲット。
記憶に新しい2022年7月6日の対戦では、32分に小池裕太選手、58分に西村選手、90＋1分には宮市選手がゴール。
さらに、GK高丘選手や、畠中選手、エドゥアルド選手、岩田選手のディフェンス陣の活躍もあり、F・マリノスが3-0で圧勝しています。
F・マリノスのスタメン変更は無い？
これまでのリーグ2戦は、FUJIFILM SUPER CUP 2023のスタメンがベースに組まれています。具体的には、右SBの上島選手が松原選手に代わっただけです。
昨シーズンまでなら目まぐるしいターンオーバーが繰り返され、スタメン予想は困難を生じていました。
しかし、今シーズンはメンバーを固定することで良い結果が生まれ、交代メンバーも試合の流れを変えたり得点を挙げたりするなどでF・マリノス勝利に貢献。
さらに、3月8日（水）にはYBCルヴァンカップ第1戦「横浜F・マリノスvsジュビロ磐田戦」が控えていることから、サンフレッチェ戦もこれまでとほぼ同じスタメンが予想されます。
怪我選手の回復具合は？
現在、怪我で欠場している宮市選手と小池龍太選手。
報道によると、宮市選手についてはフルメニューを消化しシュート練習もおこなっているとのこと。早ければ3月8日のルヴァンカップ「ジュビロ磐田戦」でのメンバー入りが期待されます。
小池龍太選手も順調な回復ぶりにより、3月下旬頃に復帰予定とのこと。
また、怪我明けの木村選手は、以前経験している右SBの練習をしているらしく、F・マリノスの熾烈なポジション争いが垣間見れます。
3点差以上での勝利を期待！
今度のサンフレッチェ戦。F・マリノスには3点差以上離して勝利することを期待します。なぜなら、最近これまでの両者の対戦では多くの得点を挙げて勝利できているからです。
ましてや、公式戦3連勝で波に乗る横浜F・マリノスに対し、これまでまだ勝点1にとどまるサンフレッチェ広島との対戦とあれば、自ずとその期待値は高まるのではないでしょうか。
そのためにも、先日サンフレッチェに勝利したアルビレックスのように、前半から攻勢をかけて先制点をものにすることが必須です。
サンフレッチェは今シーズンの過去2試合で1点しか取れていないものの、2試合合計35本ものシュートを放つ力はやはり脅威。十分な底力を秘めているのは間違いありません。
もし、コンサドーレ戦での誤審がなければ、サンフレッチェに大きく流れが変わっていた可能性は否定できません。
とは言え、次の舞台は「聖地三ツ沢」。攻守共にパワーアップし続けるF・マリノスなら、サンフレッチェ相手に大差で勝利することは不可能ではありません。
今度の試合もホームの利を存分に活かして、リーグ3連勝に向けて横浜F・マリノスを大いにバックアップしましょう。
今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございます。F・マリノス連勝を信じて、今節も全力でサポートしましょう。
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