紆余曲折だった2023シーズンも残りわずかとなりました。
連覇を狙ったF・マリノスでしたが、残念ながら今シーズンのシャーレ獲得はなりませんでした。
そんな中、マスカット監督の契約更新についてクラブからの発表はまだありません。
果たして来季の監督就任は?
目次
横浜F・マリノスでの実績
ケヴィンがF・マリノス監督を引き受けたのは2021年7月。
「ボス」ことアンジェ ポステコグルー氏の後任として、F・マリノス監督に就任したのがつい先日のことのようです。
当初はあまり期待してなかった
私個人的には、当時アンジェが指導する超攻撃サッカーに魅了されていて、この先F・マリノスがどのように変貌していくかに興味が集中していたのを記憶します。
その矢先の突然すぎる監督交代だっただけに、ケヴィン就任当初はボスほどの期待をかけていなかったのが本音です。
かつてボスとは一緒のクラブで師弟関係にあったとは言え、所詮、弟が師のサッカーを超えることなど難しいと考えていましたから尚更です。
見事な采配でリーグ好成績を残す
しかしながら、ケヴィンはボスのサッカースタイルをほぼ踏襲。さらに、ボスの大胆さに加え、きめ細かさをアレンジして自らの色を積極的に出していった印象です。
その結果、就任した2021年は2位に終わったものの、2022年にはリーグ優勝を達成。
毎試合のようにスタメンを入れ替え、ひときわ選手層が厚いチームを作り上げて過密日程を乗り切ります。
そして、連覇がかかった2023年シーズン。
神戸と首位争いを演じてはいたものの、夏場に降格圏のチームに連敗したり、神戸との直接対決に敗れたりして首位の座を献上。
最終的には、F・マリノスは連覇することはできませんでした。
しかし、DF陣を中心に多くの怪我人が発生したものの、ケヴィン監督は大胆なコンバートを決行することで難しい試合を乗り切りリーグ2位を確保します。
それらの手腕は全く見事としか言いようがありませんでした。
継続には賛否両論も
素晴らしい采配をするケヴィン監督ですが、時にはサポーターの批判に晒されることも。
監督に賛否は付きもの!?
2021年2位、2022年優勝、2023年2位と輝かしい成績を残してきたケヴィン監督。
一方、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLなどいずれのカップ戦では優勝できず、その度ごとにサポーターからは「ケビン限界論」が浮上したのも事実です。
「ボスの頃のような強さが見られない」「以前より足元のパスが増え、相手にとっては守備しやすい」「裏へ抜け出すシーンが少なく、以前よりスピード感が感じられない」
などさまざまな意見がネットを賑わしていました。
ボスのサッカーは最高だった!?
私的にも、F・マリノスがリーグ戦の大事な試合に敗れたり、早々にカップ戦を敗退したりすると、思わず「ボスの時のサッカーが恋しいな」と過去を振り返りがちでしたね。
実際、アンジェはF・マリノスでの活躍が認められて、スコットランドのセルティック監督に就任。
Jリーグからは古橋選手や前田選手、旗手選手、岩田選手らを引き抜き圧倒的な強さでチームを優勝に導きます。
さらに、プレミアリーグのトッテナムの監督を引き受けると、2023年シーズでは8月・9月・10月と3ヶ月連続最優秀監督賞を受賞。
ちなみに、3ヶ月連続受賞はプレミア初の快挙ということで、いかにボスの仕事ぶりが凄いかが理解できます。
F・マリノスの一部サポーターが「カンバック、ボス!」と願うのも無理もありませんね。
ケヴィンこそが最も優勝を望んでいた!?
サポーターから圧倒的な支持を受けていたアンジェ監督の後に就任したとあれば、ケヴィンも「自分だって」と意気込むのが当たり前です。
しかし、煌びやかなボスの残像があるクラブを引き受け、自らの色に染めていくのは並大抵ではありません。
ましてや、F・マリノス監督就任前のシント=トロイデンVV時代には、成績不振で途中解任となっているためF・マリノスにかける意気込みはとても強かったと思われます。
おそらく、ケヴィン監督こそがあらゆるタイトルを望んでいたのは間違いありません。
そのように思いをめぐさせると、思わずケヴィンに同情したい気持ちが湧き上がってきます。
もっと進化したアタッキングフットボールを!
果たして2024年シーズン、ケヴィンはF・マリノスとの契約を更新するのでしょうか。
昨年はシーズン途中にもかかわらず、10月25日に早々と契約更新が発表されました。
しかし、次々と多くのJリーグ監督たちが契約更新する中、12月3日現在、ケヴィンは来シーズンの身の振り方を明らかにはしていません。
今年の夏にはヨーロッパ移籍の噂があり、まだその可能性も残しているのでしょうか。
それとも、クラブは新たな監督との契約を模索しているのでしょうか。
いずれにしても、私たちF・マリノスサポーターは、これまで通り就任する監督を支持するのみです。
但し、絶対に譲れないのは「更なる高みへとアタッキングフットボールを進化させ、F・マリノスにタイトルをもたらせること」。
これだけはブレる事なく継続してもらわなければ、F・マリノス監督としての資格はありません。
果たして、来シーズンはどれほどまでに進化するフットボールが観られるのでしょうか。
想像するだけでもワクワクが止まりません。
最後までご覧いただき本当にありがとございます
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