国立での鹿島戦。
やはり、カシマスタジアムと比較すると、ほぼアウェイ感が感じられず面白みに欠けますね。
アウェイの雰囲気に触れるのもサッカーの醍醐味の一つであり、やはり、ホームアンドアウェイで戦う以上、それぞれのホーム競技場で行われるのが良いと改めて感じさせられました。
ここでは、2024年6月1日(土)に国立競技場で行われたJ1第17節「鹿島アントラーズvs横浜F・マリノス戦」観戦記を記します。
F・マリノスのスタメン
前節柏戦から2名の変更。
負傷したポープ選手に代わり、6月1日に38歳の誕生日を迎えた飯倉選手が今季初のスタメン起用となりました。
柏戦では途中出場し、ベテランの魅力を存分に発揮していた飯倉選手。是非とも勝利で誕生日を飾りたかったのですが……
また、出場続きの松原選手に代わり、柏戦で途中出場した加藤蓮選手が右SBを務めます。
加藤蓮選手と言えば、両サイドできるのが大きな魅力。
さらに、松原選手のように気持ちを全面に押し出してプレーすれば、持っているものが良いだけにもっとアピールできると感じています。
【前半】今季最高の井上選手
柏選に次いで先発起用された井上選手。
最近では、彼の武器であるスピードを生かしたプレーが影を潜めていましたが、この試合では積極的にピッチを駆け回る姿が印象的でした。
試合後のインタビューで本人が話していますが、永戸選手からのアドバイスが本日のプレーに好影響を与えたようですね。
その甲斐あって、F・マリノスの先制点は、彼が高い位置でボール奪取してシュートに持ち込めたことで生まれます。
井上選手のシュートは一旦はGKに弾かれるも、最後はロペス選手が確実に仕留め、F・マリノスに得点をもたらしました。
できれば、この勢いに乗って、柏戦のように追加点を獲得して試合を優位に進めたかったですね。
実際、前半の鹿島のシュート数は2本だけにとどまり、F・マリノスの早い攻撃に押されていたように見えました。
【後半】相手の上手さが勝る
それでも、上位を走る鹿島は得点パターンが確立されていました。
ショートカウンターから左右に供給するロングボールの精度や、相手の背後をとる連携は抜群で、F・マリノスは何度も裏を突かれてピンチを招きます。
1点目と2点目は左背後を突かれて、フリーでクロスを上げさせたり、フリーでシュートを打たせたりして得点を献上。
特に、2点目のシュートは永戸選手にあたりリフレクションする不運もありましたが、力のある濃野選手をフリーで打たせたことが悔やまれます。
3点目については、前半に鹿島がオフサイドで得点をできなかった場面を活かしましたね。
フリーキックの際、F・マリノスはかなり高くラインを敷きますが、得点シーンでは見事に背後へとすり抜けられてしまいます。
この際、F・マリノスの選手たちはセルフジャッジしてしまい、積極的に競りに行く様子が見られなかったのが残念で仕方ありません。
ロスタイムに植中選手が意地の一発を奪うも時すでに遅し。
F・マリノスは3-2で鹿島に逆転負けを喫し、連勝を逃すとともに飯倉選手の誕生日を勝利で飾ることができませんでした。
コンディションさえ整っていれば…
前半は、中2日とは思えない動きで相手を圧倒していました。
しかしながら、後半になると過密日程による悪影響が現れたのか、F・マリノスの選手からは徐々にスピードや判断力が失われていったように感じました。
おそらく、結果論ではありますが両チームが同じ条件で戦っていたなら、かなりの確率でF・マリノスが勝利できていたに違いありません。
しばらくは試合から遠ざかるので、まずはゆっくり体制を整えて今後の日程に備えることが必要と考えます。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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