引き分けとはいえ価値ある勝点1を獲得!〜【J1第20節】名古屋グランパスvs横浜F・マリノス戦観戦記

F・MARINOS

できることなら勝点3を横浜に持ち帰りたかった。試合も十分それに値する内容だった

それでも今回の勝点1は、今後のシーズンを通して価値あるものになると確信する。

ここでは2023年7月8日(土)に豊田スタジアムで行われたJ1第20節「名古屋グランパスvs横浜F・マリノス戦」のレビューを記します。

F・マリノス スタメン

F・マリノスのスタメンは、前節湘南戦から1名を変更。

左SBには、小池裕太選手に代わり永戸選手が柏戦以来約1ヶ月ぶりにリーグ戦スタメンに名を連ねる。

また、オビ選手宮市選手が広島戦以来2試合ぶりにベンチメンバーに復帰。

なお、我らが喜田隊長は今節も大事をとってメンバーから外れる形となった。

一方、名古屋は米本選手が出場明けから復帰。しかしながら、わずか37分には負傷退場することに。

【前半】先制されるも逆転に成功

自らの攻撃サッカーを貫こうとするF・マリノスに対し、ほぼマンツーマンでF・マリノスの攻撃の芽を摘みにかかる名古屋との、いわゆる「矛と盾」との戦いで試合は進む。

すると、F・マリノスは不運な形で先制点を献上することに。

8分 名古屋Goal

ユンカー選手の放つシュートを上島選手がブロック。

その跳ね返りを拾って永井選手が放つシュートは松原選手に当たりリフレクトすると、ボールは一森選手の頭上を超えてゴールへと吸い込まれる。

茂shigeru
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試合の立ち上がりこそ緊張感に溢れていたが、名古屋に先制されたことでその緊張感がほぐれ、F・マリノスの選手にいい意味で開き直りのようなものが感じられました。

時間が経過するごとに名古屋の守備に綻びが生じ始め、徐々にではあるがF・マリノスが主導権を握り始める。

27分には、ペナルティエリア直前でエウベル選手が獲得したFKを自らが蹴るも、惜しくもボールはゴールポスト直撃

そして、そのわずか1分後には一森選手エウベル選手が絶妙なハーモニーを奏で同点弾を演出する。

28分 エウベル選手Goooooal!

名古屋のシュートを阻止した一森選手が、相手陣形が整う前に素早く前線にパントキックして、前線のエウベル選手へドンピシャで供給。

エウベル選手はドリブルで持ち込み、GKを交わして冷静に右足で押し込んでF・マリノスが1-1の同点とする。

35分 藤田選手Goooooal!

さらに、35分にはゴール前の美しすぎるパス回しから、最後は藤田選手が右足を振り抜きキッチリ決めて、F・マリノスは前半のうちに逆転に成功。

ロスタイムには森下選手のシュートを一森選手がジャンプして防ぎ、F・マリノス2-1リードのまま前半を折り返す。

茂shigeru
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前半途中からのF・マリノスは、たとえリードされたものの浮き足立つことがなく、実に王者に相応しい堂々としたプレーぶりを披露してくれました。

【後半】開始早々に得点を許す

F・マリノス選手交代

西村選手→植中選手

後半最初から、前半に負傷した西村選手に代わり植中選手が早くもピッチへと送り込まれる。

一方、名古屋の選手交代は無し。

良い流れで後半を迎えたF・マリノスは一気呵成に追加点を奪いにいきたかったが、開始後わずか2分で名古屋に同点ゴールを許すことに。

47分 名古屋Goal

エドゥアルド選手のパスミスによりボールが名古屋側に渡ると、最後はマテウス選手の折り返しにユンカー選手が合わせて2-2の同点にされる。

その後は、ややオープンな展開になる中お互いがそれぞれのゴールを脅かす。

72分 F・マリノス選手交代

エウベル選手→宮市選手

78分 F・マリノス選手交代

ヤン マテウス選手→水沼選手、藤田選手→山根選手

79分に放つ宮市選手のシュートは枠を捉えることなくクロスバーの上を通過。

83分 F・マリノス選手交代

エドゥアルド選手→畠中選手

86分には、マテウス選手のシュートがF・マリノスゴールを揺らし万事休すかと思われたが、途中出場の酒井選手のオフサイドによりノーゴールに。

結局試合は2-2のまま終了。F・マリノスは勝点3こそ逃したものの、貴重な勝点1を積み上げることとなった。

この勝点1を前向きに捉えたい

是が非でも勝利して勝点3を獲得したかった。

エドゥアルド選手のミスによる後半早々の失点は、追加点を奪って勝利を確実にしたいF・マリノスにとって痛手となったことは否めない。

しかしながら、その後はF・マリノスの勝点1獲得のため攻守に渡り奮闘した。

F・マリノスが好調名古屋に対し90分間を通して戦う姿勢を貫けたことは、同点とはいえ我々サポーターにとってある程度満足できたことに間違いはない。

特に、アンデルソン ロペス選手が厳しいマークを受ける中、一森選手の素晴らしい機転によりエウベル選手がゴールを生み出せたことは、新たな得点パターンが構築されたことを予感させられる。

また、2点目のゴールについては、たとえペナルティエリアを多くの選手で守られたとしても、F・マリノスならゴールを奪うことは決して不可能ではないことを知らしめてくれた。

中でも、ボランチの藤田選手が決められたことは、本人にとってはもちろんのことF・マリノスにとっても大きな収穫だ。

これで藤田選手は昨年に引き続き名古屋戦2試合連続ゴールをマーク。今後のさらなる藤田選手の活躍を期待しよう。

また、西村選手の怪我の具合が気になるところだが、植中選手については、守備の強固な名古屋を相手にしてリーグ戦最長の時間プレーできたことはとても良かった。

良い形でシュートさせてくれなかったことをむしろ糧として、今後大いに爆発してもらいたい。

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F・マリノスは、ルヴァンカップや天皇杯、リーグ戦を通して様々な選手が起用されてチーム力の底上げがなされてきた。

したがって、「誰が出てもF・マリノス」を旗印に、強豪町田相手でも臆することなくプレーして勝利できるに違いないだろう。

茂shigeru
茂shigeru

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