史上初の連敗もわずかな光明を見出す〜【J1第20節】アビスパ福岡vs横浜F・マリノス観戦記

F・MARINOS

完全に福岡の術中にハマりました。

F・マリノスはボールこそ試合するものの得点が奪えず、徐々に福岡ペースへと巻き込まれていきました。

ここでは、2024年6月26日(水)に行われたJ1第20節「アビスパ福岡vs横浜F・マリノス戦」観戦記を記します。

F・マリノスのスタメン

3日前の札幌戦から、キューウェル監督は7名を入れ替えてきました。

右SBには、村上選手が4月10日のG大阪戦以来2度目のスタメン起用(もっと使ってあげて欲しい選手の一人)。

また、怪我で欠場していたナム選手が、5月19日のFC東京戦以来先発に帰ってきました。

ナム選手には、中盤を落ち着かせ、チャンスへと導く活躍が期待されます。

さらに、札幌戦を途中出場のエウベル選手も、FC東京戦以来先発に名を連ねています。

先日の東京戦ではまだ本来の力は発揮し切れていなかったエウベル選手。

先発で出場し、鋭く右サイドを切り裂く姿が見たいですね。

【前半】相手の手のひらで転がされている!?

相変わらず試合の入りは良く、圧倒的支配率でボールを動かすF・マリノス。

DAZN解説者も「F・マリノスペース」とおっしゃっていて、もしここで先制点が奪えれば一気に良い流れを掴めるはずでした。

しかし、福岡にとってこの展開は想定済みであり、むしろ、F・マリノスは福岡の手のひらでコロコロと転がされていたに過ぎません。

なぜなら、ボールは持てるもフィニッシュまでは至らず、足元へのパスが多かったり、安易にクロスを上げたりするシーンばかりが目に付いたからです。

その中でも、井上選手のドリブルは福岡にインパクトを与えていました。

自らの速さを生かして相手ゴールまで迫るまでは良いのですが、最後のラストパスの精度があまりにも荒くてフィニッシュまで至りません。

これにより、たとえボールを持たれていても、リーグ戦3連続無失点中の福岡が脅威にさらされることはありませんでした。

逆に、福岡にとっては、固く守ってショートカウンターを狙うには、打ってつけの状況だったに違いありません。

時間の経過とともに攻め手を失ってきたF・マリノスは、20分に自らのミスから苦手なCKを与えて福岡に先制点を許すこととなります。

【後半】反撃するもあと1点が遠く

前半に得点を許し、攻め手を欠いたF・マリノスでしたが、58分に天野選手とヤン選手を投入すると、徐々にチャンスの芽が広がるのが感じられました。

しかし、福岡も選手交代により守備固めをすると、後半25分に途中出場の亀川選手の挙げたクロスを、同じく途中出場のウエリントン選手が頭で決めて2点目を許すことに。

このシーンでは、F・マリノスは相手クロスに対してや、ゴール前での相手に対する寄せがいずれも甘過ぎました。

まるでただ突っ立っているかのようで、多くの選手からは必死に守り抜く意思が感じられません。

福岡の攻撃が見事だったのは言うまでもありませんが、赤子の手をひねられるかのようになす術もなくやられるとは……。

それでも、天野選手や71分に投入された塩貝選手から危機感が感じられたのが唯一の救いでした。

81分には、塩貝選手のクロスから、最後は天野選手が押し込み1点差に迫ります。

しかし、時すでに遅く、福岡の固い守備を崩し切れずに2-1で敗戦。

F・マリノスは、初めて福岡相手にダブルを喫する屈辱を味わうこととなります。

クラブが立ち直るきっかけを見出したい

福岡に敗れ3連勝を逃したF・マリノス。

今節福岡に苦渋を舐めさせられはしましたが、一筋の光明が差したことを前向きに捉えたいですね。

先述した天野選手と塩貝選手のほかにも、停滞するF・マリノスに勢いを与える井上選手村上選手山根選手といった若い選手の存在は見逃せません。

中でも、井上選手は自らの武器を存分に生かして相手ゴール前へと突き進んでいきました。

さらに、最後のクロスの精度やフィニッシュへの意欲が磨かれば大きな戦力なることは間違いありません。

また、村上選手は素早い推進力で前線まで駆け上がり、FWらしく攻撃参加したりシュートを放ったりして積極的にアピールしました。

山根選手の安定したボール捌きからも目が離せません。

今節の敗戦により、リーグ制覇はかなり厳しくはなりましたが(まだ諦めてはいません)、これらの選手が中心となって、F・マリノスを立ち直るきっかけを見出したいですね。

茂shigeru
茂shigeru

最後までご覧いただき本当にありがとうございます

にほんブログ村 サッカーブログ 横浜F・マリノスへ
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました