最高の結果を目指して共に戦ってきたキューウェル監督がチームを去りました。
代わって、ハッチンソン氏が暫定に指揮を執ることとなり、今後に勢いをつけるためにも、F・マリノスとしては次の町田戦は白星で飾りたいところ。
ここでは、J1第24節「FC町田ゼルビアvs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
何かと話題を集める町田
Jリーグ界きっての「悪役」とも言われ、さまざまな話題を呼ぶ黒田監督率いるFC町田ゼルビア。
あまりにも目に余るラフプレーや試合中の時間稼ぎ、ボールへの「水掛け」などにより、他クラブの一部サポーターからは嫌悪の念を抱かれています。
まあ、徹底した勝負至上主義と言えば聞こえは良いのですが、フェアな形で戦いを挑むなら手放しで賞賛できますよね。
さらに、今季J2から昇格したばかりにもかかわらず、第23節終了時点で首位をひた走るなど、しっかり結果を残しているのである意味始末が悪いです 笑
とは言え、そんな「嫌がらせ的な戦術」など物ともせず、我がF・マリノスを含めた他のクラブが町田を倒せないことに大いに問題あります。
勝利できない以上、どれほど黒田監督や町田のやり方を批判したとはいえ、所詮「負け犬の遠吠え」にすぎませんから。
今季町田の戦いぶりは?
第23節終了時点、15勝4分4敗・勝点49で首位。現在リーグ3連勝中で、第17節新潟戦を最後に負けがありません。
町田と言えば、堅守速攻とセットプレーが大きな武器ですね。
それを裏付けるように、1試合平均パス数「325.1」リーグ19位、平均ボール支配率「44.1」リーグ18位と下位に位置します。
一方、1試合平均空中戦勝利数「21.4」は神戸の「22.9」に次いで2位と高く、シュート決定率「13.0」は鹿島の「12」を抑えてリーグトップとなっていて、クロスやセットプレーから確実にゴールを奪う戦い方が見て取れます。
1試合平均被シュート数「11.3」で17位と少ないのも、町田の堅守振りを表しているのではないでしょうか。
その結果、得点数「36」は広島の「39」鹿島の「37」に次いで浦和と並んで3位、失点数「17」はG大阪と並んで最も少なくなっています。
チーム内得点ランキングは藤尾選手が「8」でトップ。
次いで、オセフン選手「6」、下田選手とデューク選手「3」、ドレシェビッチ選手、ナサンホ選手、平河選手「2」となっています。
アシストランキングは平河選手「5」でトップ。
次いで、鈴木選手「3」、荒木選手「2」となっています。
F・マリノスの戦い方は?
前節鹿島を4-1で完勝。
その勢いを止めることなく、今節町田に挑んでいきたいですね。
キューウェル監督解任といったネガティブの出来事がありましたが、後任ハッチンソン氏のインタビューからは、本来のF・マリノスらしさを取り戻そうとする意志が存分に感じられました。
また、町田は先述した藤尾選手はオリンピックでチームを離れ、前の試合で手こずらされた平河選手は海外移籍していて、F・マリノスにとって有利な条件が重なっているのは確かです。
一方、前回欠場のオセフン選手やナサンホ選手、デューク選手などが出場する可能性があることから決して油断はできません。
また、湘南から期限付き移籍したばかりの杉岡選手についても警戒が必要です。
F・マリノススタメン予想
GK 飯倉
DF 松原 上島 エドゥアルド 加藤聖
MF 喜田 渡辺 西村
FW ヤン ロペス エウベル
SUB ポープ 加藤蓮 山根 ナム 天野 宮市 水沼
GKについては、「元祖アタッキングフットボール」を象徴する飯倉選手に引き続き務めてもらいたいですね。
ポープ選手については、ディフェンス裏を抜け出された際のボール処理に一抹の不安があります。
そういう意味でも、飯倉選手から学べることが多くあるのではないでしょうか。
これまで町田が敗れた試合はいずれも複数失点していることから、F・マリノスが勝利するにはより多くの得点が必須です。
逆に、均衡した試合では町田の決定力が上回りF・マリノスが勝利することが難しくなります。
1点でも多く得点を積み重ね、相手の焦りを誘うとともに、いかに自分たちのペースで戦えるかが勝利の鍵となりそうです。
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