先日の7失点による敗戦はショックではありましたが、ある意味、気持ち切り替えるのには相応しすぎる見事な負けっぷりでした。
あそこまで徹底してやられたなら、あとは前向くしかありませんからね。
ここでは、2024年9月22日(日)にエディオンピースウイング広島で行われるJ1第31節「サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
今季広島の戦いぶりは?
今季の広島は、攻守のバランスが際立っている印象です。
この夏には、チームトップとなる11ゴール挙げた大橋選手が海外移籍したものの、広島の攻撃力は衰えを感じさせません。
30節終了時点の得点数は「55」で、2位F・マリノスの「49」を6ポイント上回ってリーグナンバーワンとなっています。
中でも、7月に加入したばかりのTアルスラン選手が、前節までに5ゴールをマークしてチームを牽引中。
さらには、同じ夏に加入したGパシエンシア選手が前節鹿島戦でJ初ゴールを挙げ、ACL2カヤFC戦でも得点するなどして、抜けた大橋選手の穴を埋めつつあります。
一方、失点数「30」は、町田の「22」、G大阪の「23」、神戸の「28」に次いで4番目に少なく、得失点差「25」はリーグで最も多い成績です。
直近8試合は7勝1分と負けがなく、合わせて、チーム記録の7連勝で勢いに乗るなど好調を維持しています。
次節には首位争いをする町田戦を控えていることから、広島にとってはなんとしてでも勝点3を獲って勢いに乗りたい一戦となりそうです。
過去5試合の対戦成績は?
直近5試合対戦成績(H&A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2024.06.19 | 横浜vs広島 | 3-2 | ○ | ヤン②、ロペス |
2023.06.24 | 広島vs横浜 | 0-1 | ○ | エウベル |
2023.03.03 | 横浜vs広島 | 1-1 | △ | ロペス |
2022.07.06 | 横浜vs広島 | 3-0 | ○ | 小池裕、西村、宮市 |
2022.04.06 | 広島vs横浜 | 2-0 | ● |
直近5試合の直接対決は、F・マリノスが3勝1分1敗で広島を突き放しています。
今季ホームの試合では、前半を1-1で折り返すも、77分大橋選手に勝ち越しゴールを決められF・マリノスは苦しい状況に追い込まれます。
ところが、87分ロペス選手、90分ヤン選手と終了間際に立て続けにゴールが生まれ、3-2で逆転勝ちを収めました。
直近5試合アウェイ対戦成績(A)
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.06.24 | 広島vs横浜 | 0-1 | ○ | エウベル |
2022.04.06 | 広島vs横浜 | 2-0 | ● | |
2021.09.11 | 広島vs横浜 | 1-3 | ○ | 前田、實藤、Lセアラ |
2020.10.28 | 広島vs横浜 | 3-1 | ● | チアゴ |
2019.05.03 | 広島vs横浜 | 0-1 | ○ | 仲川 |
アウェイの対戦にフォーカスすると、F・マリノスは3勝2敗で広島に勝ち越しています。
ビッグアーチ最後の試合となる昨季の対戦では、前半40分エウベル選手がキレのあるドリブルから相手DF陣を翻弄。
最後は、ゴール前で右足を振り抜きF・マリノスが先制します。
その後は、オープンな展開をF・マリノスが制して0-1で勝利を飾りました。
F・マリノスの戦い方は?
公式戦3連敗中のF・マリノスに求められるのは、まさしくチーム一丸となったリバウンドメンタリティーではないでしょうか。
中でも、先日の光州戦ではディフェンスの崩壊で7失点を喫し、少なからずチーム内にはギクシャクした雰囲気が残っているに違いありません。
ヨコハマエクスプレスの記事で印象的なのが、ハッチンソン監督が強調する「信じること」という言葉。
たとえ大敗しようと、監督と選手、選手と選手の信頼関係が揺らぐことはないと主張したかったのではないでしょうか。
そして、その嫌な雰囲気を払拭するには、次の広島戦を制することが絶対条件です。
広島が好調であろうと全く関係ありません。
これまで通り、臆することなく自分たちのスタイルを存分に貫けるのなら、自ずと勝利は掴み取れると信じています。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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