毎年カシマスタジアムに行くのを楽しみにしていたのですが、今季は国立開催となって少し残念な茂です。
2022年に鬼門突破達成以来鹿島には4連勝。リーグ戦で優勝争いに絡むためにも、F・マリノスにとって上位鹿島を倒すのは必須です。
ここでは、2024年6月1日(土)に国立競技場で行われるJ1第17節「鹿島アントラーズvs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
今季鹿島の戦いぶりは?
約1年半監督を務めた岩政氏に代わり、これまでJリーグの大分、町田、FC東京、C大阪を率いた経験のあるポポビッチ氏を新たに招聘しました。
当初は、タイトル獲得の経験のないポポビッチ氏を迎えることに否定的な意見が散見されたようです。
それでも、主に鹿島に失われつつある「戦う姿勢」を取り戻すのに相応しい監督として、紆余曲折後に依頼へと至ったようです。
開幕から8試合は、4勝1分3敗とわずか1勝の勝ち越しにとどまっていました。
複数得点試合は2試合と少なく、無得点試合も3試合あって得点力不足が顕著でしたね。
しかしながら、徐々にポポビッチ監督のやり方がチーム内に浸透しだすと、直近8試合では6勝1分1敗と大きく勝ち越していて、第16節終了時点では町田に次いでリーグ2位に付けています。
特に、得点力不足が大きく改善され、16節終了時点での27得点は、町田と並んで最も多くなっています。
一方、失点数17は上位クラブの中でも決して少なくはありませんが、直近2試合では神戸と札幌に対してクリーンシート達成。
さらに前の広島戦を1点に抑えて勝利していることから、守備についても改善の兆しが見られます。
チーム内得点ランキングは、鈴木選手が7得点でトップ。
次いで、チャブリッチ選手が6得点で2位、濃野選手と名古選手がそれぞれ4得点、植田選手と仲間選手がそれぞれ3得点ずつとなっていて、さまざまな形から得点できる様子がうかがわれます。
過去6試合の対戦成績は?
直近6試合対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.09.24 | 鹿島vs横浜 | 1-2 | ○ | ロペス② |
2023.03.18 | 横浜vs鹿島 | 2-1 | ○ | 松原、OG |
2022.07.30 | 横浜vs鹿島 | 2-0 | ○ | エウベル、岩田 |
2022.04.10 | 鹿島vs横浜 | 0-3 | ○ | ロペス、西村、OG |
2021.08.28 | 横浜vs鹿島 | 0-2 | ● | |
2021.05.15 | 鹿島vs横浜 | 5-3 | ● | オナイウ②、天野 |
直近6試合の直接対決では、F・マリノスが4勝2敗で鹿島に勝ち越しています。
特に、直近2年間は4連勝と負けがなく、いずれも複数得点を挙げて鹿島を振り切っています。
直近6試合アウェイ対戦成績
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2023.09.24 | 鹿島vs横浜 | 1-2 | ○ | ロペス② |
2022.04.10 | 鹿島vs横浜 | 0-3 | ○ | ロペス、西村、OG |
2021.05.15 | 鹿島vs横浜 | 5-3 | ● | オナイウ②、天野 |
2020.07.18 | 鹿島vs横浜 | 4-2 | ● | マルコス② |
2019.08.10 | 鹿島vs横浜 | 2-1 | ● | 仲川 |
2018.08.19 | 鹿島vs横浜 | 1-0 | ● |
直近6試合のアウェイでの対戦は、F・マリノスは2勝4敗で鹿島に負け越しています。
しかし、2022年に10年ぶりに勝利すると、鬼門を封じたかのように2年連続負けがありません。
F・マリノスの戦い方は?
柏戦に快勝したことでACL敗退の痛みから解放され、さらにリーグ戦に弾みを付けるため、是が非でも鹿島戦では勝点3が求められます。
昨年までの鹿島は、ディフェンスラインの背後にロングボールを放り込み、一気にフィニッシュまで持ち込む印象でした
しかしながら、第16節終了時点では平均ボール支配率は51.4%、平均パス数は435.9でリーグ10位となっていて、昨年よりもボール保持する機会が増えているように思えます。
かつては、角田選手が上田綺世選手を完全に封じ込めたように、上島選手が中心になって鈴木選手らを仕事させないのは必須。
さらに、試合の入りを大切にして先制点を奪い、早い時間帯に得点を積み重ねられれば、自ずと勝利を引き寄せることが出来るはずです。
F・マリノスの予想メンバー
GK 飯倉
DF 松原 上島 エドゥアルド 永戸
MF 喜田 渡辺 植中
FW ヤン ロペス 宮市
SUB 白坂 加藤蓮 加藤聖(畠中) 山根 天野 水沼 エウベル(井上)
前節柏戦では大幅なターンオーバーが予想されましたが、箱を開けてみるとアルアイン戦から3名の変更にとどまりました。
今回も強豪鹿島相手であり、その後の試合日程も空くことから、再び主力中心にメンバー構成されることが予想されます。
柏戦で負傷退場したポープ選手は、今回はお休みになるのでしょうか。
エウベル選手については、怪我の回復に努めてもらいたいのですが、状況によってはメンバー入りを期待したいですね。
塩貝選手は、6月2日にリーグ戦を控えているため、鹿島戦のメンバー入りは微妙。
いずれにしても、総力戦になるのは間違いありませんね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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