こんにちは、横浜F・マリノスを応援する茂です。
やってくれましたね、クラブ初の準決勝進出。ここまで来たら、長年の夢が現実になるのをこの目で確かめたくなりました。
「アジアの頂点」、是非とも実現させたいですね。
ここでは、2024年3月13日(水)に横浜国際総合競技場で行われたACL準々決勝第2戦「横浜F・マリノスvs山東泰山」観戦記を記します。
F・マリノスのスタメン
F・マリノスのスタメンは、準々決勝第1戦から2名を変更。
右SBには、松原選手が2試合の出場停止明けから復帰しました。
リーグ戦ではすでに劇的ゴールを挙げていて、「年1ゴール」どころか今季はどれほどのゴラッソが見られるのか、個人的には楽しみで仕方ありません。
そして、左SBには永戸選手が帰ってきましたね。
すでに、今季は途中出場して復調をアピールしていましたが、スタメンに名を連ねるのは約5か月ぶりとのこと。
やはり、彼が出場するとピッチが華やかに彩られます。
結果的には、2枚のイエローで途中退場となるものの、左サイドにおける彼の存在感は絶大です。
【前半】逆三角形の習熟!?
ボールを握って攻め込むF・マリノスに対し、まずはしっかり守ってカウンターを仕掛けようとする山東泰山。
この試合でも、F・マリノスは今季キューウェル監督が推し進める「中盤逆三角形」を採用です。
これまではアンカーを喜田選手が務めることが多く、その際には他の選手との距離がどことなく曖昧な印象でした。
そのため、中途半端に空いたスペースを突かれて得点を奪われたり、思うように攻め上がれなかったりして、やむなく以前のダブルボランチに戻すことも。
しかしながら、この試合では各選手と絶妙な距離感を保ちながら、試合をコントロールしているように見受けられました。
両サイドバックやセンターバックとのコンビネーションも絶妙でしたね。
前半はゴールこそ奪えなかったものの無失点で折り返せたのは、喜田選手のアンカーに対する習熟度がアップした賜物とも言えそうです。
さらに時間をかければ、本来の目的である得点力アップは十分に期待できるのではないでしょうか。
【後半】キューウェルマジック炸裂
後半早々、久しぶりに先発出場の永戸選手が2枚目のイエローで途中退場。
判定としては、少しばかり厳しい印象でしたが果たしていかがだったでしょう。
数的不利となったF・マリノスは、しばらくの時間帯において山東泰山の圧力を耐えることを強いられます。
F・マリノス守備の固さはお墨付き
それでも、Jリーグ開幕以来、伝統的に守備の固いチームとして知られるF・マリノス。
これまで幾度となく数的不利になっても、とてつもない集中力を発揮して相手の攻撃を跳ね返してきました。
この試合でも、全員の集中力と見事な連携でゴールを許しませんでしたね。
特に、渡辺皓太選手は縦横無尽にピッチを駆け回り、至るところで相手の攻撃の目を潰しました。
また、シーズン開幕以来出場し続けている、上島選手とエドゥアルド選手のCBコンビは安定感抜群。
大きな体を存分に駆使してボールを止めるポープ選手の活躍も、クリーンシートに大きな役割を果たしました。
またも異次元の采配
永戸選手が退場となり、宮市選手がSBに下がった際には「これでは彼の早さが活かせない、1点を奪いに来る山東泰山の裏をつくことができない」と感じました。
そこで、キューウェル監督はSBに渡邉選手を起用し、宮市選手をロペス選手と並べる4-3-2の形をとります。
この采配はズバリ的中しましたね。
結果的に宮市選手は得点に絡むことができ、さらに相手を10人に追い込むことにも成功。
一方、ロペス選手も監督の采配に応えるように、迫力あるドリブルで積極的に相手ゴールに迫り、最終的に誰もが望んでいた決勝点をゲット。
試合後の円陣で、ロペス選手が監督にマイクを譲ったシーンでは、ロペス選手の監督に対する信頼感の証が垣間見れました。
試合終盤では、監督はロペス選手の代えて榊原選手を投入。
守り抜くだけでなく、前線への推進力を高めてさらに得点を重ねようと試みます。
「この監督、どこまで得点に貪欲なのか」。見た目の柔らかな印象とは異なる、キューウェル監督の得点に対する飽くなき執念を感じさせられました。
待ってろ蔚山!
さあ、次は韓国・蔚山との試合が控えます。ここまで来たら、蔚山を一蹴して決勝進出を果たましょう。
山東戦で負傷したヤン選手具合が気がかりですが、たとえ万全でなくてもF・マリノスには水沼選手や宮市選手らの精鋭が多くいます。
さらに、次の試合ではアマジュンやナム選手がこれまでの経験を存分に活かして、とてつもない力を発揮してくれるでしょう。
リーグを戦いながらの厳しい日程ではありますが、勢いある今のF・マリノスなら決勝進出は十分可能だと信じています。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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