なぜF・マリノスはセレッソをこれほどまで苦手とするのでしょうか。ホームでは2021年に10年ぶりに勝利したものの、なんとアウェイでは2011年以来12年間勝利がありません。ここでは、2023年4月1日にヨドコウ桜スタジアムで行われる「セレッソ大阪vs横浜F・マリノス戦」のプレビューを記します。今年こそF・マリノスが勝点3を横浜に持ち帰れることを信じて止みません。
対戦成績がヤバすぎる！
早速、あまり触れたくないこれまでの対戦成績を振り返ります。
あまりの相性の悪さに思わず苦笑いしてしまいそうですが、現実を直視することなく未来は変えられないのでひとまずご覧ください。
直近6試合対戦成績（1勝2分3敗）
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
| 2022年7月10日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 2-2 | △ |
| 2022年2月19日 | 横浜F・マリノスvsC大阪 | 2-2 | △ |
| 2021年10月24日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 2-1 | ● |
| 2021年4月6日 | 横浜F・マリノスvsC大阪 | 1-0 | ◯ |
| 2020年10月17日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 4-1 | ● |
| 2020年9月13日 | 横浜F・マリノスvsC大阪 | 1-2 | ● |
直近6試合の直接対決は1勝2分3敗で、F・マリノスにとってセレッソとの相性の悪さが際立っています。
勝利したのは2年前の2021年、ホーム日産スタジアムでの対戦。
終了間際の87分、CKの混戦からオナイウ選手が右足を振り抜き念願のゴール！F・マリノスが1-0で勝利し、2011年以来10年ぶりにセレッソから勝点3を奪いました。
この試合、私は現地には行けず家で観戦していました。アドがゴールした際には、あまりの嬉しさにテレビの前で飛び上がって大喜びした記憶があります。
2022年は勝利こそありませんでしたが、2試合ともあと一息というところまでセレッソを追い詰めています。
直近アウェイ6試合対戦成績（2分4敗）
| 日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 |
| 2022年7月10日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 2-2 | △ |
| 2021年10月24日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 2-1 | ● |
| 2020年10月17日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 4-1 | ● |
| 2019年5月11日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 3-0 | ● |
| 2018年2月25日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 1-1 | △ |
| 2017年4月1日 | C大阪vs横浜F・マリノス | 2-0 | ● |
アウェイだけにフォーカスしてみると、F・マリノスの2分4敗で圧倒的にセレッソに負け越し。まさに手も足も出ない状態です。
最後にアウェイでF・マリノスが勝利したのは、同じく2011年6月15日にキンチョウスタジアムで行われた試合において、87分DFキム クナン選手がゴールを挙げて0-1で勝利することができました。
キム選手は元々DF登録でしたが、F・マリノスではFWとして出場することが多く、この日もFW大黒選手に代わり途中出場して見事ゴールを挙げています。
もし、今年アウェイでF・マリノスがセレッソに勝利できれば、干支が一回りするはるか昔の12年ぶりということになります。
スタメンは大きく代えない？
F・マリノスのスタメンは、4日後にルヴァンカップ第3節北海道コンサドーレ札幌戦を控えているとは言え、これまで通りのメンバーを中心に起用されることが予想されます。
先日の試合で小池龍太選手が復帰したことは、F・マリノスにとって大きな武器がひとつ増えたことになりました。
また、前節のルヴァンカップで今シーズン初ゴールをマークした植中選手や吉尾選手のサブメンバー入りも、戦力の底上げとして重要な要素。宮市選手の怪我からの復帰時期にも、サポーターからの注目が集まりそうです。
意外に勝てていないセレッソ
今年のセレッソは優勝候補の一角にも挙げられ、前評判が高いクラブの一つです。しかし、5節終了時点では勝点5・順位13で、首位のヴィッセルとは勝点差7と水をあけられている状況です。
ルヴァンカップの戦いを含め、前節スコアレスドローのフロンターレ戦以外は毎試合得点はできているものの、今のところ失点が得点を上回ってしまい勝ちに結び付けられていません。
とは言え、決して試合内容が悪いとも言えず、今年F・マリノスから移籍したレオ セアラ選手や、先日復帰後初ゴールをマークした香川選手などがチームに完全にフィットしだしたり、怪我で離脱の清武選手が復帰したりすれば本来の成績を残せる可能性があります。
逆に言えば、セレッソの体制が整っていない今こそ、F・マリノスがセレッソに勝利できる大事なチャンスと言えるでしょう。
12年前のように意外な選手がゴールしてF・マリノスに勝点3をもたらしてくれるかもしれません。私も現地に赴き、F・マリノス待望の勝利をこの目で見届けるつもりです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
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