最高の天気。ピッチの緑は目に鮮やかであり、ゴール裏のトリコロールは相変わらず美しい。
今節こそ勝点3獲得を期待したが、現実はこの日の陽気のように優しくはなかった。
ここでは、2025年3月1日(土)に日産スタジアムで行われたJ1第4節「横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ」観戦記を記します。
エウベル選手初先発
永戸選手、リーグ戦は開幕以来のスタメン。
近頃では鈴木選手の活躍にやや押され気味の感があり、この試合では、彼らしい華やかさとしたたかなプレーで存在感をアピールしたい。
そして、エウベル選手が第4節目にして今季初先発。
停滞する攻撃を打破するには彼の破壊力が不可欠であり、切れ味鋭いドリブルで相手ディフェンスを切り裂いて欲しい。
FC戦、サポーターからのブーイングを一身に浴びていた松原選手。
前節フル出場にもかかわらず先発に名を連ねるとは、心に記するものあってスタメン直訴でもしたのかな。
一方、湘南側は、鈴木章斗選手と共に攻撃の一躍を担う福田選手がベンチ外。
ぜひ生で見てみたい選手だったが、F・マリノスにとってはラッキーか。
【前半】CKから先取点
開幕3連勝と好調なクラブには、どこかしら余裕さえ感じられる。
湘南といえば、すべての選手ががむしゃらにピッチを駆け回る「湘南スタイル」が特徴だが、この試合ではF・マリノスの動きに合わせて攻撃を組み立てている。
そのため、試合序盤はそれほど動きがない展開が続いた。
初先発のエウベル選手は、これまではどちらかといえば攻撃に特化し、あまり守備をしない選手という印象。
そのためか、新監督に代わる今季はあまり出番に恵まれず、ベンチを温めたり途中出場したりする日々が続いた。
しかし、これほどまでチーム得点力が低迷する状況では、彼の推進力がアクセントを加えることを期待せずにはいられない。
問題の守備では、彼がスライディングを繰り返すしてボール奪取する姿に、いたく感動させられたのは私だけだろうか。
彼の心の中には少しづつ守備意識が芽生えている。今後は出番が増えるに違いない。
38分 植中選手Goal!
早速、永戸選手が存在感を発揮したね。
ニアで待つ植中選手へドンピシャで合わせ、見事先制点をお膳立て。
流れで得点できないならセットプレーで得点を重ねる。
そのためには、永戸選手の左足から繰り出される正確なキックがものをいう。
【後半】さすがに1得点では勝利は遠い
相変わらず、今季のジャン選手は見違えるようだ。
昨年出場した際にも、十分身体能力の強さの片鱗を垣間見ることができたが、今季は出場時間が長く、さらに本来のポジションでのプレーということもあって好プレー続出。
もし、喜田選手の欠場がなければ、ここまで出場機会を得られなかったかもしれない。
また、何度も言うが、新加入のキニョーネス選手も数々の危機を救う。連れてきた西野さんの眼力には大いに敬服する。
復帰した朴選手。途中好セーブで失点危機を見事回避したね。あれ得点されていれば、F・マリノスの引き分けはなかった。
一方、攻撃に目をやると、残念ながら前節からほぼ進歩なし。
見ている私たちでも次のボールの行方が予想できるほど単調であり、相手の選手にしたら守りやすいことこの上ないだろうね。
セットプレーから得点できたのはプラス要素だが、F・マリノスらしい流れからの得点を早く、そして何度も見せてくれ。
おそらく、結果さえ付いてくれば一気に波に乗れるだろうにな。
監督、攻撃の仕方も伝授して
中2日、中3日の過密日程であり、昨日などは一気に気温上昇したりして、おそらく選手たちはリカバリーしながら練習するのが精一杯だよね。
新たに修正を加えたり、新しい攻撃パターンを構築する時間などないだろうな。
確かに、今のF・マリノスにはかつての爆発的な攻撃力は影を潜める。
一方で、昨年の課題である守備の改善は大いに進んだ。
だから、もう少しだけ待て。
ACLがひと段落つけば、経験豊富なホーランド監督が持ち合わせる数々の引き出しを駆使し、我々が待ち望む攻撃をF・マリノスに植え付けるはず。
そう信じられなければサポートなどやめろ。
最終判断はそれからでも遅くない。

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