なぜF・マリノスはセレッソを苦手とするのか。しかも、移籍したばかりのレオ セアラ選手に2発も献上してしまうとは…。ここでは2023年4月1日(土)ヨドコウ桜スタジアムで開催された「C大阪vs横浜F・マリノス戦」の観戦記を記します。
目次
F・マリノス スタメン
F・マリノスのスタメンは、先日のYBCルヴァンカップ・サガン鳥栖戦から2名変更。
右SBには、練習中に負傷した小池龍太選手に代わり、2024年シーズン加入内定の吉田選手がサプライズ出場。Jデビュー戦を飾ります。
トップ下には、マルコス ジュニオール選手に代わって日本代表から帰還した西村選手が入りました。
一方、C大阪のスタメンには、F・マリノスから完全移籍のレオ セアラ選手が入り古巣との対決に臨みます。
【前半】レオ セアラ選手の2発でリードを許す
前線からのプレスをかいくぐり相手エリアに攻め込むF・マリノスでしたが、中々セレッソゴールを割ることができません。
16分 C大阪 Goal
CKに頭で合わせたレオ セアラ選手のシュートがエドゥアルド選手の足にあたり、ボールはそのままゴールに吸い込まれてセレッソに先制点を与えてしまいます。
その後もアンデルソン ロペス選手のシュートがポストに阻まれたり、永戸選手がキーパーと1対1になるもゴールできなかったり、F・マリノスにとってもどかしい試合展開が続きます。
35分 C大阪 Goal
奥野選手とのコンビネーションでゴール前に抜け出したレオセアラ選手が、右からのクロスに頭で合わせてシュート。
さすがに一森選手も止めることができず、レオ セアラ選手にこの試合2得点目を献上して前半を2-0で折り返す形に。
【後半】必死の反撃も実らず
後半最初からの選手交代はありません。
セレッソは追加点を狙うために、F・マリノスは1点を返そうとするためにそれぞれが相手ゴールへと攻め込むも、あと一歩のところでネットを揺らすことができません。
61分 選手交代
水沼選手→井上選手、西村選手→マルコス ジュニオール選手
70分 選手交代
渡辺選手→藤田選手、エウベル選手→ヤン マテウス選手
83分 F・マリノス Gooooooooal!
左サイドを突破したヤン マテウス選手のクロスが、相手選手のクリアミスによるオウンゴールでようやくF・マリノスが1点を挙げます。
その後も、積極果敢に攻め込むも同点ゴールは奪えず2-1で試合終了。今回もF・マリノスはアウェイ・C大阪戦で勝利を奪えず、勝点3を横浜に持ち帰ることができませんでした。
今年こそはと現地に臨んだが…
前半こそゴールできそうなシーンが何度か訪れ、もしそこで先制点を挙げられていれば試合内容は変わったかもしれません。
しかし、そこで決めきれなかったことや、不運な形で先制点を与えてしまったこと。そして、先制点を挙げられた選手が昨年までチームメイトだったレオ セアラ選手であったこと。
それらにより試合の流れがセレッソへと傾き、F・マリノスにとってまたもこの地で勝利することが難しくなってしまった印象です。
まさしく、これが「鬼門」というべき出来事なのでしょうか。独特な雰囲気を作り出したセレッソサポーターの応援も、セレッソ勝利に大きく貢献したと言わざるを得ないでしょう。
この試合、F・マリノスにとって新たに吉田選手がスタメンに名を連ねたことは大きな収穫。他の選手との連携不足や、初めてのスタメン起用により本来の力を発揮し切れなかったことは否めませんが、今後の活躍に期待が持てます。
また、終了間際の怒涛の攻めにより1点を返せたことも、次回ホーム・C大阪との戦いのプラス材料になることは間違いありません。
次回は、中3日でYBCルヴァンカップ第3節「横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌戦」が開催されます。
リーグ戦ではないとはいえ、F・マリノスに連敗は許されません。北海道で苦渋を舐めさせられた借りを返す意味でも、確実に勝点3をモノにすることが大切です。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。試合には負けたとは言え、久しぶりのアウェイ遠征はとても楽しい経験でした。来年こそは勝点3を持ち帰りより楽しい旅を実現させたいですね。
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