横浜FCと名古屋に勝利できたことで、降格権脱出が現実味を帯びてきた。
チームには勢いが戻りつつあり、着々と戦力アップがなされていることから、8月には更なる勝利が期待できる。
油断することはできないが、まずは目の前の試合に全力を傾け、当面の課題であるJ1残留圏へと歩みを進めて行きたい。
【7月】今期2度目の連勝など
色々な意味でも、マリノスにとって大きな転機となる7月だった。
【試合】〜ダービー制す
ダービーをクリーンシートし、続く名古屋を複数得点で勝利できたことで、本来の戦い方を取り戻しつつあるようだ。
7.5(土)vs 横浜FC
ロペス選手の決勝ゴールを最後まで守り抜き、クリーンシートで横浜FCを退けたF・マリノス。
この勝利は5月31日の町田戦以来のため、実に5試合ぶりの勝点3獲得である。
ダービーを制したことで、低迷するチームにとてつもない勢いを取り戻しせたことは確かであり、もし負けていたと思うと背筋が凍りつく思いだ。
※ 一部のマリノスサポーターによる心無い行為により、相手チームに対してはもちろん、関与していない多くのマリサポまでもが迷惑を被ることとなった。
その後、クラブから関わった者に対しての処分が発表され、当面の間、応援規制が強いられることに。
7.20(日)vs 名古屋
谷村選手、ヤン選手、植中選手の3発により3-0で勝利。
複数得点できたのも、前節と同じく町田戦以来である。
特に、いわきFCから加入したての谷村選手が、いきなりゴールしたことでチームが活気付いたね。
私もその一人であるが、すでに彼に心を鷲掴みにされた方も多いのではないだろうか。
ヤン選手による2得点目は、相手の意表を突く技有りゴール。
植中選手の3得点目は、谷村選手に負けじとばかりの意地のゴール。
いずれも、素晴らしいゴールばかりだ。
【人の動き】〜去る選手、来る選手、欠場選手
ロペス選手の海外移籍は、得点力低迷に悩むチームにとって衝撃的だった。
一方で、ロペス選手の穴を埋めるべく、新たに3名の実力者が仲間入りした。
7.1 ポープ選手が湘南へ完全移籍
上福元選手の怪我による離脱により、ポープ選手が湘南完全移籍へ。
飯倉選手や朴選手の影に隠れ、いつまでも燻ってばかりいてはもったいない。
湘南の救世主となって、再び存在感をアピールすることが彼の絶対的使命。
ACL準決勝でのPKストップは、私たちの心に永遠に焼き付けられたぞ。
7.5(土)ロペス選手チーム離脱
当初の噂通り、横浜FC戦後にロペス選手のチーム離脱が正式にアナウンス。
その後の7月17日、ライオン・シティ・セーラーズ FCへの完全移籍が発表された。
いくつもの「美味しいオファー」を蹴ってクラブに留まり続け、マリノス愛全開でチームの勝利に貢献してくれたロペス選手には感謝しかない。
シンガポールでの活躍を祈るばかりだ。
7.7(月)谷村海那選手完全加入
申し分ない実績、ストライカーに相応しいタフで俊敏なプレースタイル、愛すべきキャラクターを兼ね備えた最高の選手が加入。
J1デビュー戦でいきなりゴールするなど、「こいつは持っている」と多くのマリノスサポーターを虜にした。
トリフェスでの一発芸も最高だ。
植中選手と切磋琢磨しながら、多くのゴールでチームに勝利を届けてくれ。
7.8(火)ユーリ アラウージョ選手完全移籍加入
ヤン選手との熾烈なポジション争いを繰り広げるのか、それとも、別のポジションでチームの勝利に貢献するのか。
一見強面な顔つきとは対照的に、人懐っこい笑顔が印象的だ。
一刻も早く、彼のプレーを目の当たりにしたい。
7.12(土)ディーン デイビッド選手完全移籍加入
谷村選手最大のライバルが出現。
母国イスラエルではリーグ戦で順調にゴールを上げ、代表デビューも果たしていて、実績・経験とも申し分ない。
ゴール低迷中のクラブに、大きな衝撃をもたらす予感だ。
先のユーリ選手同様、早くプレーを見てみたい。
7.21(月)渡邊泰基選手の負傷
全治約6ヶ月で今期の出場は絶望的に。
横浜FC戦でのクリーンシート達成は、彼の活躍なくして語ることはできない。
J1残留は居る者に託し、まずは治療に専念して来期の復活に万全を期したい。
7.26(土)望月耕平選手がテゲバジャーロ宮崎へ育成型期限付き移籍
仲川輝人選手をはじめ、武者修行後にクラブに戻り、その後活躍した選手は数知れない。
まずは、しっかり宮崎で試合に絡んで力を付け、再びマリノスのユニフォームに袖を通す日が楽しみだ。


【8月】降格権脱出から上位進出へ
【試合】負けられない試合目白押し
ホーム1試合、アウェイ3試合と厳しい戦いは続くが、J1残留するためにはいずれも負けることは許されない。
8.9(土)対東京ベルディ戦
東京ベルディとは勝ち点差が「7」と迫っており、より上位を目指すには勝利は必須。
昨期のアウェイ戦は開幕戦として国立で行われ、終了間際の松原選手のゴールにより劇的勝利をおさめた。
なお、両クラブが味の素スタジアムで顔を合わせるのは、2005年以来20年ぶりとなる。

8.16(土)対清水戦
清水との勝ち点差は「9」であり、こちらも先の東京ヴェルディ戦と同じく勝利で飾りたい。
アウェイ清水戦の直近5試合は、1勝4敗でマリノスが圧倒的に勝ち越している。
昇格のためにもシーズンダブルは喰らいたくなく、ホームで敗れた借りは必ず返さなければならない。

8.23(土)対町田戦
アウェイ町田戦は2連勝とすこぶる相性が良い。
中でも、今期の町田GIONスタジアムにおける対戦では、遠野選手の2連発とオウンゴールにより0-3と快勝。
その遠野選手は怪我による長期離脱で不在のため、その他の選手や新戦力たちに期待が集まる。

8.30(土)対神戸戦
8月を締めくくる試合は、マリノスにとって1番の難関となりそう。
最近の神戸は3連勝と調子よく、第24節目にしてついに首位の座を射止めた。
ところが、アウェイ神戸戦は、2012年の対戦以降12試合連続負けが無く、マリノスにとって相性抜群だ。
是非とも次も勝利して、さらに連勝記録を伸ばしたい。
自信を持って神戸に乗り込もう。

【人の動き】
第2登録期間、いわゆる夏の移籍期間は未だ継続中だ。
よって、既存選手が移籍したり、新たな選手が加入したりすることは今後も十分ありうる。
特に、ヤン選手の動向については不透明であり、ひとまず鹿島が断念した報道により、引き続き海外などからの呼び掛けは十分可能性を残している。
逆に、加入選手としては、角田涼太郎選手の動向が大いに気になるところだ。



当面の課題は降格圏脱出
良くも悪くも、7月はさまざまな出来事が巻き起こったが、全ての出来事を前向きに捉えたい。
続く8月は、マリノスにとってとても大切な月になるのは間違いない。
引き続き応援制限がなされてはいるが、それぞれができることでチームを後押しできれば最高だ。
まずは、明日のリバプール戦を、現地で、テレビの前で、とことん楽しもう。

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