2022年7月21日(木)、ひとりの大学生の加入内定が横浜F・マリノスより発表されました。彼の名前は「木村卓斗」。明治大学在学中で体育会サッカー部に所属し、チームを勝利に導く中心選手として活躍するミッドフィルダーです。ここでは、2023年マリノスに加入予定の木村卓斗の活躍ぶりなどについて紹介していきます。
目次
少年時代をマリノスで過ごす
2000年5月16日東京都市出身。身長170cmで、アグレッシブなプレーが持ち味のミッドフィルダー。プレーとは対照的な端正なマスクと飾り気のない性格で、女性マリノスサポーターの人気を集めそうだ。
小学5年生の時に横浜F・マリノスプライマリーに加入し、横浜F・マリノスジュニアユース、横浜F・マリノスユースと着実に歩みを進める。
2018年Jユースカップでは、決勝に出場して清水エスパルスユースと対戦。2-1で勝利し見事栄冠を手にした。なお、この大会では、木村はサイドバックで出場して通算2ゴールを決めている。
日時 | 対戦相手 | 対戦結果 | ゴール | |
10月13日(土)19:00 | 1回戦 | 横浜F・マリノスユースvsAC長野パルセイロU-18 | 10-2 | オウンゴール、ブラウンノア賢信、岩澤桐人、栗原秀輔(3)、松田詠太郎、椿直起、土佐 翼、木村卓斗 |
10月22日(日)13:00 | 2回戦 | ジュビロ磐田U-18vs横浜F・マリノスユース | 2-2 (PK:3-4) | 岩澤桐人、石井宏育 |
10月28日(日)13:30 | 3回戦 | 横浜F・マリノスユースvs名古屋グランパスU-18 | 3-0 | 椿直起、岩澤桐人、ブラウンノア賢信 |
11月4日(日)11:00 | 準々決勝 | 横浜F・マリノスユースvs北海道コンサドーレ札幌U-18 | 5-2 | 榊原彗悟(2)、栗原秀輔(2)、津久井匠海 |
11月11日(日)14:00 | 準決勝 | 横浜F・マリノスユースvsヴィッセル神戸U-18 | 5-1 | 榊原彗悟、栗原秀輔(2)、椿直起、津久井匠海 |
11月18日(日)13:00 | 決勝 | 清水エスパルスユースvs横浜F・マリノスユース | 1-2 | 栗原秀輔、木村卓斗 |
2018年大会では、木村以外にも松田詠太郎、椿直樹、榊原彗悟、津久井匠海といった、レンタル移籍先のチームで活躍するマリノス戦士たちがゴールを決めています。
明治大学体育会サッカー部に入部
木村は、マリノスユースでの輝かしいタイトルを提げて2019年明治大学に進学。大学サッカーの雄、明治大学体育会サッカー部に入部する。
苦しい1年生時代を過ごす
明治大学体育会サッカー部と言えば、木村和司・小川佳純・長友佑都・三田啓貴・瀬川祐輔・室屋成など数々の名プレーヤーを輩出した名門校だ。
木村が入部した2019年には、リーグ戦・総理大臣杯・インカレなど様々なタイトルを獲得するほど強さを誇っていた。
そんな伝統ある強豪サッカー部に入部した木村には、強豪校ならではの大きな壁が立ちはだかる。1年生の時には満足に試合に出場することもままならず、セカンドチームの副審をつとめさせられることも。
明治大学体育会サッカー部は、1921年に創部した歴史あるサッカー部。
これまで多くの名選手を輩出しています。
2年生になり転機を迎える
苦しい時期を経験した木村だったが、2年生に進学すると転機を迎える。
当時ボランチだった安部柊斗(FC東京)の卒業をきっかけに、「ボールを強く奪えて、攻守共にアグレッシブにプレーできる選手」として木村に白羽の矢が立ったのだ。
とは言え、木村はこれまでサイドバックとして活躍してきたのでボランチの経験は未知数。
しかし、強度の高い明治の練習で揉まれたことにより、相手のプレッシャーを受けても上手くボールが捌けるようになったことでボランチでプレーする自信を深めていった。
残りの大学生活で2つのタイトルを奪取を目指す
今季全試合スタメン出場を果たしてきた木村だが、アミノバイタル杯決勝には累計警告で出場できず、チームも決勝でPK戦の末国士舘大学に敗れている。
また、総理大臣杯全国大学トーナメントにおいても、準々決勝でPK戦の末に大阪学院大学に敗れてタイトル獲得ができなかった。
これらの悔しさをバネにして、サッカーの面でも人間性の面でも自分を育ててくれた明治大学に恩返しするため、木村は残りのリーグ戦と全日本大学選手権(インカレ)のタイトル奪取に挑む。
今季リーグ戦では圧倒的強さで2位以下を離してはいるが、まだ数試合残しているため決して安心はできない。
また、12月から開催されるインカレは、2023年1月1日に国立競技場で決勝戦が行われる。是非ともこの晴の舞台に立ってタイトルを獲得し、監督やチーム、明治大学に恩返ししたいところだろう。
ぜひ、興味がある方は、マリノスオフシーズンでもあるので、木村卓人の活躍を観戦しにピッチへと足を運んでみてはいかがですか。
マリノスでは即戦力が期待される
晴れてマリノス加入が内定した木村には、サポーターとしては即戦力を期待したい。だが、ご存知のように、マリノスのボランチには喜田拓也・渡辺皓太・藤田譲瑠チマ・山根陸・岩田智輝など実力あるメンバーが揃っている。
しかし、あえて再びトリコロールを身に纏う覚悟をした木村なら、プロのピッチに立つ日はそれほど先のことではないかも知れない。
今から木村卓斗の活躍が待ち遠しくて仕方がない。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
次回もお付き合いいただければ幸いです。
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