さあ、F・マリノスにとって今後の行方を大きく左右する8月を迎えます。
監督がハッチンソン氏へとバトンタッチしことで、従来のアタッキングフットボールが蘇ることが期待。
さらには、畠中選手や永戸選手らの復帰が見込まれたり、新しくジャン選手が加入したりして追撃対戦は万全です。
目次
F・マリノスの7月を振り返る
6月26日の対戦で敗れたことで福岡に史上初のダブルを献上するなど、F・マリノスはなかなか苦しい状況から立ち直る事ができません。
リーグ戦(2勝2敗)
そして、7月に入っても勝利から見放され、ホーム東京V戦、鳥栖戦と立て続けに1点差で敗れてクラブ史上16年ぶりに4連敗を喫してしまいます。
さらに、この先上位対決を控えていることから、まさかの6連敗が現実味を帯びてきました。
しかしながら、そのようなサポーターの心配をよそに、F・マリノスの選手たちは底力を発揮して鹿島と町田をともに撃破。
中でも、首位の町田戦では相手の強みであるカウンターやセットプレーに見事に対応するなど、相手の強みをとことん潰しにかかりました。
逆に、町田のお株を奪う速い攻撃が功を奏し、ロペス選手のPKと天野選手のゴールで前半のうちに2-0でリード。
後半、相手のトリッキー!?なスローインから失点するものの、最後までDF陣を中心に集中を切らさず2-1で勝利をおさめます。
天皇杯(1勝)
2回戦の岐阜戦に続き、再びPK戦までもつれ込みました。
大幅にメンバーを入れ替えたにもかかわらず、キューウェル監督は「4-4-2」システムを採用します。
結果的にあまり機能せず、相手にスペースを突かれるなどして前半早々に2点を献上。
それでも、徐々にペースを取り戻したのをきっかけに35分井上選手のゴールで1点差に迫ります。
さらに、84分には植中選手の値千金のゴールで同点に。
延長戦でも決着が付かずPK戦までもつれ込み、きっちり5名決めたF・マリノスが勝利してF・マリノスが4回戦に駒を進めます。
7月のIN・OUT
キューウェル監督の解任など、何名かの加入・移籍などがありました。
7月1日 實藤友紀選手仙台期限付き移籍
縁の下の力持ち的存在でF・マリノスを支えてきた實藤選手が、ベガルタ仙台へ期限付き移籍する事が発表されました。
札幌戦でのバイスクルシュートは今でも目に焼きついています。仙台ではレギュラーを取るべく頑張っているようですね。
杜の都での活躍を横浜から応援します。
7月4日 植田啓太選手相模原育成型期限付き移籍
今季F・マリノス復帰を果たした植田選手。
あまり出場機会に恵まれず、今度は相模原へと期限付き移籍することとなりました。
移籍後は早くもゴールを上げるなどしてチームやサポーターにアピール。
相模原で実績を積んだ暁には、再びトリコロールに袖を通す植田選手の姿が見たいですね。
7月9日 ジャン クルード選手完全移籍加入
トーゴ国籍のジャン選手の完全移籍が発表されました。
年齢は20歳と若く、CB、SB、MFなど複数ポジションをこなせるポリバレントな選手です。
移籍後初めての出場は8月3日ニューカッスル戦が有力。
果たしてどのようなプレーで観客を魅了するのか今から楽しみです。
7月16日 キューウェル監督解任
ハリー キューウェル監督契約解除のお知らせとともに、ジョン ハッチンソン氏が暫定的に指揮を執る事が発表されました。
まずは、F・マリノスを選んでいただき、新しいことにチャレンジしてくれたハリーに感謝です。
志半ばでチームを去ることはさぞ無念でしょうが、再び次のステージで輝きを放つことを心から期待します。
そして、私たちサポーターは、ジョンの新たなるチャレンジをバックアップしていきたいと思います。
7月20日 ナムテヒ選手済州ユナイテッドFC(韓国)へ完全移籍
ナム選手がKリーグ1部の済州ユナイテッドFCへ完全移籍する事が発表されました。
決して派手な選手ではありませんが、ベテランならではの経験と実績に裏打ちされたプレーでF・マリノス勝利に貢献しました。
中でも、ACL決勝進出は、彼の存在によるところが大いにあったと感じています。
済州では吉尾選手との共演が楽しみですね。
8月の対戦予定
ひとまず、8月の試合予定をチェックしておきましょう。
- 8月3日(土) 19:00 国立 ニューカッスル ユナイテッド
- 8月7日(水) 19:30 H 北海道コンサドーレ札幌
- 8月11日(日)19:00 H ヴィッセル神戸
- 8月17日(土)19:00 A 川崎フロンターレ
- 8月21日(水)19:00 A V.ファーレン長崎
- 8月24日(土)19:00 国立 C大阪
- 8月31日(土)19:00 A ジュビロ磐田
ひと頃ほどではありませんが、相変わらず試合スケジュールは詰まっています。
ただし、長崎戦以外は移動距離が短いのは、暑い夏場を乗り切る選手にとってはいくらか救いかもしれません。
対戦相手は、上位を走るクラブや残留争いをするクラブなどさまざまです。
特に、上位進出を狙うには神戸とC大阪に勝利するのは必須。
そのほか、下位に低迷する川崎、磐田、札幌は、新しい選手を獲得してしっかりテコ入れしていることから油断は禁物ですね。
また、天皇杯4回戦で対戦する長崎は、現在J2で2位を走り好調を維持。
天皇杯を制する上で、F・マリノスにとって大きな壁として立ちはだかります。
しかし、F・マリノスは畠中選手や永戸選手らといった離脱中の主力選手たちの復帰が見込まれます。
6月復帰の西村選手や、好調を維持する天野選手たちの存在も心強いですね。
さらに、複数ポジションがこなせる山村選手が復帰したり、ジャン選手が加わったりしたことで追撃体制は整いつつあります。
まずは、8月3日のニューカッスル戦での起用具合や、選手の動きなどの注目。
さあ、F・マリノスが攻勢を仕掛ける8月が始まりますよ!
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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