2017年に加入以来、F・マリノス右SBの顔とした活躍し続ける「マツケン」こと松原健選手。ガッツ溢れるプレーで、これまでF・マリノスの多くの勝利に貢献しているのはご存知の通り。そして、申し合わせたように、素晴らしいゴールを毎年1つずつマークしている。ここでは、本人自らも語るマツケンの「年1ゴール」をまとめてみました。
目次
マツケンのゴールはどれも気持ち良い!
確かに、2017年にF・マリノスに加入してから、勉強が苦手な生徒の通信簿のように、マツケンの得点の欄には「1」の数字がずらりと並ぶ。
しかしながら、その中身はどれも素晴らしいゴールばかり。ボールの軌道は絵に描いたように美しく、しかも右足左足の両方から繰り出されるから驚きだ。
こんな見事なゴールなら、もっともっとたくさんのゴールを毎年のように見せてほしいけれども、本人曰く、照れくさそうに「年1ゴール」と周囲を笑わせている。
それでは早速、2017年エスパルス戦からのゴールから観ていこう。
【2017年】第13節アウェイ・清水エスパルス戦
松原選手の年1ゴールはこの試合から始まった!
2017年5月27日 IAIスタジアム日本平
清水エスパルス 1-3 横浜F・マリノス
前半15分、扇原選手が左からクロスを放つと、相手のクリアミスに反応した松原選手が巧みなステップで相手を交わし、ペネルティーエリア内で左足を振り抜きF・マリノスに先制点をもたらす。
52分・90+4分にはウーゴ選手がそれぞれ追加点を奪い、1-3でF・マリノスが勝利した。
【2018年】第22節ホーム・名古屋グランパス戦
ノールックからの狙いしましたシュートは、見事グランパスゴールに突き刺さった!
2018年8月15日 日産スタジアム
名古屋グランパス 1-2 横浜F・マリノス
4分、ジョー選手のゴールでグランパスが先制。
1点ビハインドで折り返した49分、右からドリブルで持ち上がった松原選手が、ほぼフリーの状態からノールックでシュートを放ちF・マリノスが同点に追いつく。
しかしながら、試合終了間際の90分、再びジョー選手にゴールを許してF・マリノスは1-2で敗戦。
【2019年】第27節アウェイ・ベガルタ仙台戦
「なぜ、サイドバックのマツケンがそこに」今ではお馴染みになったF・マリノスならではのゴール!
2019年9月18日 ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台 1-1 横浜F・マリノス
21分、左からの高野選手のクロスに、ゴール前に走り込んできた松原選手が右足でダイレクトで合わせてF・マリノス先制。
このまま勝ち越すかと思われた89分、R・ロペス選手のシュートがポストに当たったそのこぼれ球を、今ではF・マリノス不動の左SB永戸選手が左足で蹴り込み、1-1のドローで終了。
【2020年】第21節ホーム・大分トリニータ戦
利き足とは逆となる難しい左足で、コースを狙った見事なダイレクトシュート!
2020年10月10日 ニッパツ三ツ沢球技場
横浜F・マリノス 4-0 大分トリニータ
55分、ティーラトン選手のクロスを相手選手が頭でクリアすると、そのボールをペナルティーエリア外から松原選手が左足で豪快に決めてF・マリノス先制。
さらに、65分ジュニオール サントス選手、75分・87分エリキ選手がそれぞれゴールを挙げて4-0でF・マリノスがトリニータを圧倒した。
【2021年】第15節ホーム・柏レイソル戦
これぞマツケンの真骨頂、ペナルティーエリア外からの正確なシュート!
2021年5月22日 日産スタジアム
横浜F・マリノス 1-1 柏レイソル
82分、元F・マリノスのイッペイ シノヅカ選手にゴールを許すも、直後の86分、仲川選手からのパスを松原選手が豪快に右足でミドルシュートを放ち同点に。
試合はそのまま終了となり、1-1のドローで勝点1を分け合った。
【2022年】第15節ホーム・京都サンガ戦
相手に当たってリフレクトするも、クロスバーに当たりながらゴールゲット!
2022年5月25日 ニッパツ三ツ沢球技場
横浜F・マリノス 2-0 京都サンガ
41分、小池龍太選手の豪快なゴールで先制すると、72分、宮市選手からのパスをゴール前に走り込んできた松原選手が狙い澄ましたように左足を振り抜く。
すると、ボールが相手ディフェンスに当たってコースが変わってゴールに吸い込まれ、2-0でF・マリノスが勝利を収めた。
【2023年】第5節ホーム・鹿島アントラーズ戦
閉塞感を打開する目の覚めるようなゴール!これぞマツケン・シュート!
2023年3月18日 日産スタジアム
横浜F・マリノス 2-1 鹿島アントラーズ
56分、エウベル選手の左からのセンタリングに、猛然とゴール前に走り込んできた松原選手が躊躇することなく右足を振り抜く。すると、地を這うようなボールは一直線にゴールへと向かい、雨で濡れたネットが水しぶきを挙げて揺れてF・マリノスが先制。
62分には、相手にクリアミスがオウンゴールとなって、2-0でF・マリノスがリードを広げる。
67分、鈴木選手に1点を奪われるもそのまま逃げ切り、2-1でF・マリノスがアントラーズに勝利した。
今年も年1?それとも…
マツケンは、2010年に大分トリニータでプロデビュー。そして、2014年にアルビレックス新潟に移籍してから、2017年に横浜F・マリノスに加入するまで公式戦でゴールを挙げていない。
つまり、「年1ゴール」が発動し始めたのはF・マリノスに加入してからになる。
あれほど見事なゴールが挙げられるにもかかわらず、F・マリノス加入以前はノーゴールで、F・マリノス以降もリーグ戦毎年1ゴールずつなんて不思議で仕方がない。
でもなぜか、今シーズンは初の複数ゴールが飛び出す予感がしてならない(別に根拠はない)。
それでも、サッカー選手である以上、一つでも多くのゴールを挙げ、ともすれば代表復帰なんてこともマツケン本人は狙っているかもしれない。
だから、今シーズンもあまり期待せず(いや、大いに期待して)次の素敵なゴールを待ちわびようと思う。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。きっとやってくれますよ、マツケンなら!
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