愛くるしい笑顔が特徴の寺門陸選手。
「ジモン」のあだ名で選手やサポーターから親しまれています。
今季、横浜F・マリノスに復帰するものの、これまで出番に恵まれない日々が続いていました。
ところが、先日のルヴァンカップでベンチ入りすると、飯倉選手のアクシデントで突然の出場機会が訪れます。
後半最初の円陣で、緊張した面持ちがテレビ画面に映し出された際には、「大丈夫?」と心配の気持ちがよぎったのは私だけではないはず。
でも、いざピッチに立つと、堂々としたプレーで相手の攻撃に立ちはだかりましたね。
さすが、松永門下の弟子だけのことはありました。
そんな、今後の成長から目が離せない寺門選手について記してみました。
寺門選手「今日がスタート」
寺門選手、J1デビューおめでとうございます。
彼の出場により、F・マリノスに在籍する全てのGKがデビューを飾ったことになりましたね。
寺門選手は2021年にF・マリノスでトップ昇格しますが、その直後に育成型期限付き移籍としてJ2山口に武者修行へと出かけることに。
初年度こそ出番がありませんでしたが、2022年は6試合、2023年には11試合と徐々に出場を増やしていきました。
それでも、当時の期限付き移籍選手たちの動向を私がブログで紹介していた時には、正GKには定着できずに、悔しい思いでベンチを温める日々が続いていた印象です。
そんな最中、今季F・マリノスに復帰することがクラブから正式に発表されました。
かつて、横浜F・マリノスジュニアユース、横浜F・マリノスユースでプレーした寺門選手にとっては、「ホーム」に帰れる喜びで満ち溢れていたに違いありません。
しかし、いざ復帰してもポープ選手、飯倉選手、白坂選手の陰に隠れて出場機会には恵まれず、メンバー入りしてもベンチスタートするのが精一杯です。
先日のルヴァンカップでも、飯倉選手の控えとしてベンチメンバーには選ばれますが、「果たして出場の機会はあるのか?」と試合観戦していました。
すると、何が幸い(災い)してチャンスが巡るのかわからないものですね。
この試合では、飯倉選手のアクシデントで突然出番が巡るから驚きです。
唯一の失点シーンでは、クリアボールが相手に渡って得点を許します。
それでも、体を張った勇気ある飛び出しや、ビルドアップの際の足捌きはF・マリノスのGKにふさわしいプレー振りでした。
2002年11月23日 生まれで21歳とまだまだ若い寺門選手。
F・マリノスに復帰して「松永門下」に弟子入りしたことで、前途は洋々ではないでしょうか。
なぜなら、Jリーグの各クラブをを見渡すと、複数のクラブで松永門下の教え子たちが活躍していることで証明済みです。
「今日をゴールにするのではなく、スタートにして一歩一歩、練習から積み重ね、試合に出るチャンスを自分でつかみ取れるように頑張っていきたいです」
その言葉通り、1日1日を大切にして練習に励み、いずれはF・マリノスの正GKとして活躍できる力を身につけることを期待しています。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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