新たな監督を迎え、新しいメンバーが加わったF・マリノス。栄冠を掴むべく、チーム内ではすでに激しいポジション争いが繰り広げられています。そんな中、私たちサポーターの注目は、今季どのようなシステムが採用され、誰がポジションを奪取するのかに集まりつつあります。
ここでは、ヨコハマエクスプレスの記事(無料部分)を参考に、今季F・マリノスのポジション別選手構成を考えてみます。
精鋭が競い合うGK陣
メンバーの名前を見るだけでも興奮がおさまりません。
飯倉選手をはじめとするGK陣の顔ぶれはまさしくJ屈指であり、誰がレギュラーの座を獲得しても意を唱える者などいないほどの豪華さです。
中でも、今季いち早くF・マリノス復帰を表明した朴一圭選手は、スキルの高さや経験の多さはもちろん、気持ちの充実度においてもレギュラー急先鋒と言っても過言ではありません。
2020年、ACL外人枠の関係で鳥栖に移籍したことも考慮すると、新たにACL挑戦権を得た今年にかける想いは並々ならぬものがあるのではないでしょうか。
一方、F・マリノス残留を決めたポープ選手、昨季レギュラーの座を勝ち取った飯倉選手、底知れないポテンシャルを秘めた木村選手らも、当然F・マリノス守護神の座に焦点を合わせているはず。
果たして、2025年開幕では誰がゴールマウスを守るのか、今後の過程を丁寧に見守りたいと思います。
見えてきた最終ライン
各報道によると、今季F・マリノスのDFラインは3バックを主体とし、時折4バックを交えるなど可変的な守備体制を敷くとのこと。
いわゆる「攻撃的守備」の構築と言ったところでしょうか。
しかしながら、今季多くのDF陣が移籍したため、決して十分とは言えない状況が続いており、今のところCBを本職とするのは渡邊選手と新加入にキニョーネス選手、埜口選手の3名にとどまっています。
練習では、山村選手がCBの中央を務めているようで、最終ラインに厚みを持たせる取り組みがなされているようですね。
松原選手については、最終ラインを守るのか、ウイングバックを務めるのか状況を見守りたいところ。
(個人的には、攻撃好きな松原選手にはウイングバックに位置して欲しいのですが…)
さらには、新潟を契約満了のトーマス デン選手獲得という報道があり、以前から噂のハーフナー ニッキ選手が加われば、ひとまずは守備力不足はかなり解消されそうです。
勝利の鍵を握るWB
最も熱いポジション争いといえば、両ウイングバックが注目の的です。
右ウイングバックでは宮市選手、井上選手、加藤蓮選手が凌ぎを削り、さらに、松原選手が加われが競争はかなり激化しそうです。
中でも、宮市選手はF・マリノスでは左に位置することが多く、過去には右でのプレーもこなしていたとはいえ、32歳にして新たなチャレンジと言えそうです。
一方、右ウイングバックには、ここを主戦場とする新加入鈴木選手をはじめ、永戸選手、松田選手がポジション争いを繰り広げます。
永戸選手については、これまではSBで最終ラインを任されていましたが、攻撃時には頻繁に顔を出すことが多くありあまり問題はなさそうです。エウベル選手との関係も良好ですね。
そこに割って入るのが新加入の鈴木選手であり、彼のアピール次第では永戸選手さえもポジションは確約されたとは言えないでしょう。
喜田・渡辺コンビは鉄壁!?
F・マリノスの名ボランチである喜田選手・渡辺選手の鉄壁コンビは今年も健在です。
とは言え、この2名の他には山根選手、ジャン選手、木村選手が加わり、わずかふたつのポジション獲得に凌ぎを削ります。
渡辺選手といえば、神戸からのオファー(おそらく高待遇であったに違いない)を断った経緯があり、残留を決めた背景にはF・マリノスにかける並々ならぬ想いの強さを感じます。
また、F・マリノス復帰を果たした木村選手についても、愛媛と甲府で貴重な経験ができたことで、ひと回りもふた回りも成長できた自分をアピールしたいはず。
ジャン選手や山根選手も、すでに実力は証明済みであり、果たして、どの選手が監督のお眼鏡に叶うのか目が離せません。
特に、昨年来からの山根選手の顔つきが逞しく感じられ、今年はプレーに迫力と存在感が増すことが期待できそうです。
ブラジル人トリオは今年も健在!?
ロペス選手をはじめとする、ブラジル人トリオの残留に胸を撫で下ろした方は多くいるではないでしょうか。
中でも、ロペス選手のボタフォゴ移籍騒動は、F・マリノスサポーターの騒動の的となりました。
トップについては、そのロペス選手が最も先発有力ではありますが、植中選手についてもロペス選手を押し退けるほどの結果と存在感でアピールしたいですね。
出場さえできれば結果が付いてくる選手だけに、今季の活躍には十分期待を込めたいところです。
ポテンシャルを秘めた浅田選手も気になる存在です。
シャドーは、左はエウベル選手と新加入の遠野選手、右はヤン選手、天野選手、望月選手のポジション争いになりそうです。
いずれも実力者ばかりであるため目が離すことができません。
特に、遠野選手についてはエウベル選手を脅かす存在として、あまりある実力と経験を備えています。
得点力アップにも十分期待できそうです。
実力者揃いでタイトル奪取を!
これまでF・マリノスを支えてきた多くの選手が移籍したため、一時は今季のタイトル奪取を危ぶむ声が多く聞かれました。
しかし、改めて今季のラインナップを確認すると、これまでとは勝るとも劣らない実力者たちが顔を揃えましたね。
さらに、若い選手も何名か加わったことで、若返りを図ることもできたのではないでしょうか。
ホーランド新監督の元、新たな船出を敢行するF・マリノス。
決して、今季もワクワクが止まることはないでしょう。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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