近年ルヴァンカップでは毎年のように対戦する札幌との一戦。
今季リーグ戦では、F・マリノスが連勝して札幌を寄せ付けていませんが、現在札幌はリーグ3連勝して最下位を脱出。
今最も勢いあるクラブの一つとして、F・マリノスは警戒を緩めるわけにはいきません。
ここでは、2024年9月4日(火)にニッパツ三ツ沢球技場で行われるルヴァンカップ準々決勝第1戦「横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌戦」プレビューを記します。
今季札幌の戦いぶりは?
リーグ戦
直近3試合で鳥栖、磐田、川崎に立て続けに勝利し、ひとまず最下位を抜け出すことに成功した札幌。
中でも、磐田、川崎との対戦ではいずれも複数得点を挙げ、クリーンシートで勝利と絶好調。
降格に対する危機感が底力の発揮に結びつき、チームの雰囲気に勢いが感じられます。
さらには、すぐ上位の湘南や京都との直接対決を残していることもあり、ほぼ不可能と思われた降格権脱出が夢ではなくなってきました。
ちなみに、今季F・マリノスは札幌相手にダブルを決めています。
天皇杯
2回戦栃木、3回戦山形に勝利するも、4回戦で千葉に1-0で敗れて敗退が決まってしまいました。
ルヴァンカップ
1stラウンドで沼津に続き長野を破ってプレーオフラウンド進出。
プレーオフラウンドでは、2試合合計3-2で富山を制してプライムラウンドに駒を進めています。
直近のルヴァンカップ対戦成績は?
日付 | ステージ | 対戦 | スコア | 勝敗 |
2023/09/10 | 準々決勝 | 横浜vs札幌 | 3-0 | ○ |
2023/09/06 | 準々決勝 | 札幌vs横浜 | 3-2 | ● |
2023/05/24 | GS | 札幌vs横浜 | 3-2 | ● |
2023/04/05 | GS | 横浜vs札幌 | 2-1 | ○ |
2021/06/13 | プレーオフ | 横浜vs札幌 | 1-3 | ● |
2021/06/06 | プレーオフ | 札幌vs横浜 | 1-1 | △ |
2020/09/02 | 準々決勝 | 札幌vs横浜 | 1-1(PK) | ○ |
2019/05/08 | GS | 札幌vs横浜 | 0-4 | ○ |
2019/03/06 | GS | 横浜vs札幌 | 1-1 | △ |
ルヴァンカップと言えば、近年F・マリノスと札幌は毎回のように対戦を繰り広げていますね。
記憶に新しい昨年の対決ではグループステージで対戦し、1勝1敗と互角の戦いの後、両者とも次のステージに駒を進めます。
そして、準々決勝で再び対戦すると、トータルスコア5-3でF・マリノスが札幌を上回ってベスト4進出を果たしました。
2021年には、プレーオフでお互いがぶつかり合ってトータル2-4で札幌が勝利。
さらに、2020年に準々決勝で激突した両者は、PKの末F・マリノスが上位進出を決定。
F・マリノスがリーグ優勝した2019年は、グループステージで1勝1分とF・マリノスが勝ち越しています。
F・マリノスの戦い方は?
当初は中3日で予定されていた今回の試合。
本来なら、F・マリノスにとってはそれなりのメンバー入れ替えが必要でした。
ところが、磐田戦が台風の影響で延期になったことから、中10日という大きく期間が空いたためほぼベストメンバーで戦える条件が整いましたね。
一方、札幌は9月1日(日)に川崎とリーグ戦を戦っていて、さらには横浜への長距離移動が伴うため、条件としてはF・マリノスに大きなアドバンテージがあると言って良いでしょう。
しかしながら、先述したように札幌は直近のリーグ戦で3連勝中と好調。
さらには、今季リーグ戦でF・マリノス相手に連敗を喫し、昨年のルヴァンカップでは苦渋を舐めさせられていることもあって、この試合にかける意気込みは決して低くはないと予想されます。
おそらく、「ルヴァンを捨ててでもリーグに賭ける」などという発想は微塵もないでしょう。
むしろ、「ルヴァンを勝ち上がることでさらにチームに勢いをもたらしたい」と考えているに違いありません。
そのことは、下記のスポーツ報知の記事からもうかがわれます。
とは言え、ある程度はリーグ戦に比重を置かざるを得ないでしょう。
F・マリノスにとってはホームでの戦いのため勝利は必須。
できれば大きなリードでアウェイ札幌日に乗り込めれば、次の第2戦をかなり有利に戦えそうです。
怪我から復帰の小池龍太選手の出場や、新加入の本間ジャスティン選手のメンバー入りなどにも注目です。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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