2022年10月29日(土)、J1リーグ第33節「横浜F・マリノスvs浦和レッズ戦」が日産スタジアムで開催され、エウベルの先制点などにより、4-1でマリノスがレッズを破り優勝に王手をかけました。ここでは、マリノスにとって絶対に負けられないホーム最終戦の様子を、ゴールシーンなどを交えて紹介します。
目次
THE BIG FINALの幕開けだ!
シーズン優勝が期待されたホーム3連戦の出だしに、ガンバ大阪とジュビロ磐田にまさかの連敗を喫した横浜F・マリノス。
2位の川崎フロンターレがひたひたと迫り来る中、優勝するためには絶対負けられないホーム3連戦の最終戦「THE BIG FINAL」が幕開けした。
自分達の熱い想いを伝えようと、選手たちが乗り込んだバスを迎えるサポーターのボルテージは最高潮。
果たして、マリノスの監督・選手達は、そのサポーターの想いをしっかりと受け止め、最高の内容と結果に結びつけることができたのだろうか。
横浜F・マリノス・スターティングメンバー
前節ジュビロ戦からは、藤田譲瑠チマに代わり喜田拓也、仲川輝人に代わりエウベルがスタメン。
また、ヤン・マテウスが、9月18日(日)ホーム・コンサドーレ戦以来4試合ぶりにベンチ入りした。
【前半】待望の先制点がマリノスに勢いを付ける
是が非でも先制点が欲しいマリノスが、終始レッズを相手エリアに押し込む展開が続く。
一方レッズは、前線のユンカーにボールを集めゴールを狙おうとするが、前線からのマリノスのしっかりとしたマークと、厚いディフェンにより思い通りにプレイができない。
そんな中前半17分、マリノスにとって喉から手が出るほど欲しかった先制点が生まれる。
前半17分 エウベルGOOOOOOOOAL!
水沼の左足でのシュートのこぼれ球を、走り込んだエウベルがシュートしてマリノス待望の先制点!
10月1日(土)、アウェイ・グランパス戦以来久々のゴールが生まれる。
前半37分 アンデルソン・ロペスGOOOOOOOOAL!
右からの永戸によるCKの流れ玉を、エウベルがドリブルで持ち込みシュート。
レッズGK・西川が弾いたボールを、ゴール前のアンデルソン・ロペスが押し込みマリノス追加点!
エウベルがちょこんとボールを浮かして、ディフェンスラインを突破したドリブルは最高でしたね。冷静にゴールしたロペス、さすがストライカー。
【後半】追加点を奪い勝利を手繰り寄せる
今シーズンのアウェイ・レッズ戦で、前半に宮市のマリノス初ゴールを含む3点を取ったにもかかわらず、後半レッズに3点を奪われ勝点3を逃したマリノス。
その試合での苦い経験を生かすかのように、マリノスは後半立て続けに追加点を奪うことに成功する。
後半12分 エウベルGOOOOOOOOAL!
中盤で渡辺皓太が奪ったボールを、西村が運びエウベルにパス。
受けたエウベルがドリブルで中央突破を試み、右足で蹴り込んでこの試合2点目のゴール。
ファールせず、ここぞという時に奪い切った渡辺皓太のプレーは見事でした。
相手を最も簡単に振り切るエウベルのドリブルも見逃せません。
後半20分 アンデルソン・ロペスGOOOOOOOOAL!
右からの水沼のCKを、ニアにいたエドゥアルドが頭でフリック。
ゴール前にいたアンデルソン・ロペスがヘディングでシュートし、エウベルに続きこの試合2点目をゲット。
後半22分 レッズ・ユンカーGOAL
左サイドからのスルーパスに飛び出したユンカーに、マリノスがディフェンスラインを破られレッズにゴールを与える。
後半29分 水沼宏太→仲川輝人、エウベル→ヤン・マテウス
右の水沼宏太のところにヤン・マテウス、左のエウベルのところに仲川輝人が交代で入る。
後半35分 喜田拓也→藤田譲瑠チマ
藤田譲瑠チマが喜田拓也のいたボランチの一角にそのまま交代で入る。
後半44分 アンデルソン・ロペス→レオ・セアラ、渡辺皓太→松原健
アンデルソン・ロペスの位置にはレオ・セアラ、渡辺皓太の位置に小池龍太が入り、空いたSBに松原健が入る。
試合は5分のアディショナルタイムを経てそのまま4-1で終了。マリノスが3試合ぶりの勝利をモノにした。
【試合終了】マリノスが4-1でレッズを圧倒!
これまでの重い雰囲気を吹っ切るかのように、エウベルとアンデルソン・ロペスのそれぞれの2ゴールにより、マリノスがレッズを4-1で圧倒した。
これによりマリノスが連敗をストップさせ、シーズン優勝をかけて最終節を戦うため、アウェイ神戸の地に乗り込むこととなった。
この試合の活躍により、エウベル、アンデルソン・ロペス、渡辺皓太がそれぞれMan Of The Matchを獲得。
中でも、先制ゴールをマークしたエウベルは、「あなたが選ぶMan Of The Match」を含む2つを受賞した。
また、試合後には今シーズンホーム最終戦としてのセレモニーがおこなわれ、ケヴィン・マスカット監督と喜田拓也キャプテンから、これまでのサポーターの応援に対する感謝の言葉と、最終節に賭ける熱い想いが語られた。
さらに、サポーターの熱いコールに応えるように、ゴール裏に宮市亮がやって来た。
そして、サポーターに対し涙ながらに感謝の挨拶をおこなうと共に、宮市のリードで「この街にシャーレを、この街に頂点を」を皆で謳い次節優勝を誓い合った。
アウェイ・ヴィッセル戦でリーグ優勝を決める!!
今節、マリノスはレッズに4-1で勝利したことで勝点65に。
一方、フロンターレはホームでヴィッセルと対戦し、2-1で勝利しこちらも勝点を63に伸ばした。
そのため両チームの勝点差は以前2のまま。これにより、優勝の行方は最終節までもつれ込むこととなった。
最終節、マリノスがヴィッセルに勝利すれば、文句無しに2019年以来のシャーレ獲得となる。
もし万が一マリノスが負けたとしても、フロンターレが引き分け以下ならマリノスとの勝点差が1以上となりマリノス優勝。
仮に、マリノスが引き分けてフロンターレが勝利した場合は、勝点66により2チームが首位に並ぶ。
ただし、今節終了時点でお互いの得失点差が11あるため、マリノスの優勝はほぼ確定的だ。
さあ、泣いても笑っても残りあと1試合。
私たちサポーターは、試合終了後のセレモニーにおける、マスカット監督と喜田拓也キャプテンの優勝への誓いを心に刻もう。
そして、試合終了のホイッスルが鳴るまで応援し切ることが、我々サポーターに課せられた最後の使命だ。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
2022年優勝に向けて、最後まで全力でマリノスをサポートしましょう!
この試合のプレビューはこちらをご覧ください。
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