新しく監督が代わると、その監督の好みにフィットした選手がより多く試合に出場できます。
我がF・マリノスでも、キューウェル監督就任以来より多く出場機会が与えられたり、逆にそうでない選手がいますね。
私たちサポーターにとっては、F・マリノス全ての選手が愛すべき対象であり、それら全てが出場機会を掴み取ってピッチで躍動する姿が見たいのが本音です。
ここでは、今季あまり出場機会に恵まれない3名の選手について、今後に大いなる期待を込めて考えてみましょう。
吉尾海夏選手
人懐こい性格のため、サポーターからはもちろん、多くの選手からも愛される存在の一人です。
町田時代の2020年には、10ゴール10アシストの活躍で存在感を示しました。
その活躍が認められて、2022年にF・マリノスに復帰します。
そして、マスカット監督時代の2023シーズンには、リーグ戦15試合に出場して1ゴールをマーク。
さらに、31節から34節にわたりスタメンに起用され、慣れない左SBを務めてチームの危機を救いました。
そんな吉尾選手ですが、今季はピッチに立つ機会に全く恵まれていません。
スタメンはおろかサブメンバー入りもしておらず、まるでキューウェル監督の構想外になってしまったかのような扱いです。
これまでの実績から、出場さえできれば何かしらの爪痕を残すことは間違いなく、彼の実力をして試合に出られないのが不思議でなりません。
優しい性格のため、他の選手に比べて練習でのアピールが少なすぎるとしか思えないのですがいかがでしょう。
6月12日(水)には天皇杯2回戦が行われ、もしそこで出場機会が得られて活躍ができれば、リーグ戦出場への足がかりができるかもしれません。
頑張れ、海夏!サポーターは皆君を見放したりしない!
水沼宏太選手
昨年中頃から、サブメンバーに回ることが増えてきた水沼選手。
同じポジションのヤン選手が強烈なインパクトを残す中、ややその影に隠れてしまっている感は否めません。
それでも、今季これまでのリーグ戦では、ヤン選手が12試合出場中先発7試合、1ゴール4アシストに対し、水沼選手は10試合出場中先発7試合、2ゴール2アシストと決して見劣りはしません。
やはり、2022年の活躍(31試合出場中先発20試合、7ゴール7アシスト)があまりにも華々しく、それから比較すると今が多少物足りなく感じさせるのかもしれません。
しかし、試合に出場できない時や、試合途中でピッチを去った際でも、ピッチ外から大きな声で選手たちを鼓舞し、チームに与える力は計り知れません。
これまでも、水沼選手は何度もスタメン落ちの危機を迎えるも、その度に自らをリニューアルさせてチームに勝利をもたらしてきました。
最近では、チラホラ移籍話が囁かれてはいます。
それでも、心からF・マリノスを愛する彼のことですから、ACL制覇に敗れた悔しさを胸に、これからもF・マリノスの一員で戦ってくれることを期待します。
西村拓真選手
スイスのセルヴェットFCへ期限付き移籍中の西村選手。
入団時にはクラブの手続きミスにより、一時はスイス行きが危ぶまれました。
いざ入団が叶うと、第28節ルツェルン戦で移籍後初の1試合2ゴールを放つなど、衝撃的スタートを飾ります。
しかしながら、最近ではゴールから遠ざかり、スタメンを外れたり途中出場が多くなったりして、最初の勢いが感じられません。
本人にとってももどかしくて仕方なかったでしょうが、6月2日(日)のスイスカップ決勝をPK戦の末制して一つの勲章を手にします。
この試合では、自らもPKを決めてチームの勝利に貢献しました。
もう間も無く、期限付き移籍満了の6月30日を迎えます。
引き続きセルヴェットFCで活躍するのか、再びF・マリノスに戻るのか、今後の発表に注目しましょう。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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