先日の川崎戦は両者譲らぬ拮抗した対決でしたが、最後は決定力に勝るF・マリノスが3点を挙げてホーム川崎を1-3で撃破しました。
次は、休む間もなく長崎に乗り込んでの天皇杯R16。
植中選手や加藤聖選手にとっては古巣対決となる楽しみな一戦です。
ここでは、2024年8月21日(水)にトランスコスモススタジアム長崎で行われる天皇杯R16「V・ファーレン長崎vs横浜F・マリノス戦」プレビューを記します。
今季長崎の戦いぶりは?
第27節終了時点、14勝10分3敗・勝点52でリーグ3位に付ける長崎。
首位清水と並ぶリーグトップ「50」の得点を叩き出す攻撃力が魅力です。
特に、平均ボール支配率52.4%(6位)、1試合平均パス数451.6回(5位)はそれぞれ上位に位置し、近頃リーグを席巻しつつあるリアクションサッカーとは異なり、自ら試合を支配するサッカースタイルが浸透しているようですね。
さらに、1試合平均シュート数「15」、シュート決定率「12.3」はいずれもリーグで2番目に多く、一度シュートを打たせたら確実に仕留める決定力の高さが自慢です。
そのことを裏付けるかのように、前線には強力ブラジル人助っ人が何名も控えます。
まずは、リーグトップ「14」ゴールを挙げている元・F・マリノスのエジガル選手。
次いで、昨年ブラジルのクラブから長崎に加入した、今季「9」ゴールのマテウス・ジェズス選手。
大宮と福岡を経て昨年再び長崎に復帰し、これまで「8」ゴールをマークするフアンマ・デルガド選手。
同じく、2023年加入のブラジル人MFマルコス・ギリェルメ選手(今季「6」ゴールをマーク)と言ったメンバーが長崎の攻撃陣を支えています。
一方、1試合平均失点数は「0.9」と少なく、クリーンシート数「11」はリーグ3位で守備の面でも高い数字を残していて、攻守のバランスの良さが見受けられます。
しかし、直近4試合は2分2敗と勝利がなく、ひと頃の勢いが失われつつあります。
この現状を打開するきっかけとして、次の天皇杯を絶好の機会と捉えているに違いありません。
なぜなら、今季はルヴァンカップで磐田と浦和、天皇杯で新潟といずれのJ1クラブを撃破。
さらに、J1強豪の横浜F・マリノスに勝利すれば、天皇杯で次のステージに進めるのはもちろん、J1昇格争い中のリーグ戦にも大きな影響を及ぼすことができるからです。
過去の対戦成績は?
過去の対戦成績を紐解くと、F・マリノスがトータル4勝1分1敗で長崎に勝ち越しています。
それなりに古い記録なので、あくまでも参考までに。
リーグ戦
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2018.5.19 | 横浜vs長崎 | 5-1 | ○ | 大津、仲川②、扇原 、ミロッシュ |
2018.11.10 | 長崎vs横浜 | 0-1 | ○ | 伊藤翔 |
ルヴァンカップ
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2019.4.10 | 横浜vs長崎 | 2-2 | △ | 山谷、イッペイ篠塚 |
2019.5.22 | 長崎vs横浜 | 3-1 | ● | 天野 |
天皇杯
日付 | 対戦 | スコア | 勝敗 | 得点者 |
2009.10.11 | 長崎vs横浜 | 0-4 | ◯ | 坂田、渡邉千真③ |
2010.9.5 | 横浜vs長崎 | 3-1 | ◯ | 山瀬②、小野 |
F・マリノスの戦い方は?
天皇杯2回戦と3回戦をいずれもPKで辛くも勝ち進んできたF・マリノス。
一方、リーグ戦直近は4勝1敗と好調で6位に順位を上げています。
おそらく、次の天皇杯R16では、前の試合から中3日であり、中2日でリーグ戦第28節C大阪戦を控えていることから大幅なメンバー入れ替えが予想できます。
世界一難しいF・マリノスメンバー予想
GK 飯倉
DF 加藤蓮 上島 ジャン 加藤聖
MF 山村 榊原 天野
FW 水沼 植中 井上
SUB 白坂 エドゥアルド 小池裕 喜田 渡辺 宮市 西村
CBには、川崎戦を回避した上島選手と、ニューカッスル戦でCBを務めたジャン選手を予想してみました。
新加入ジャン選手の身体能力の高さは証明済みで、高い得点力を誇る長崎攻撃陣を封じることが期待されます。
植中選手と加藤聖選手については古巣対決となるため、かなりのモチベーションでピッチに立つことは間違いありません。
特に、植中選手には、恩返しとなるゴールを待ち望みたいですね。
一方、長崎にとってもF・マリノスとは日程的は条件は一緒のため、多くのメンバーが入れ替わってくるものと思われます。
できることなら、エジガルとの再会が叶えば嬉しいですね。
いずれにしても、出場する選手が本来のパフォーマンスを存分に発揮する熱い試合を期待したいですね。
最後までご覧いただき本当にありがとうございます
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